場面
An ancient pottery bowl filled with fresh violets
古い焼きものの鉢に、摘みたてのスミレがいっぱいに生けてある。
古いものの値打ちを今に生かす、品のある目利き
キーワード
「伝統(TRADITION):古いものの良さを知って、君は今に生かせる」
「温故知新」「価値観」「美意識」「受け継ぐ力」「みずみずしさ」「品」
目指す方向性
- 昔から残っているものの良さを、自分の目で確かめること。
- 受け継いだ知恵に、今の感覚を足して使うこと。
- 値打ちのあるものを、正しく評価して人に伝えること。
- 自分の美意識を、暮らしのすみずみまで行きわたらせること。
- 形だけの決まりより、その奥にある意味を大事にすること。
シンボルを読む
古いものの値打ちを知る力
27度のキーワードは「伝統」。
この度数の人は、古いものの良さをわかったうえで、今に生かせる人です。
新しいものと古いものを、ちょうどいいバランスで組み合わせられるんです。
水瓶座は、風のサインの固定宮。
風は時代の空気を感じとる力、固定宮は大事なものを長く保つ力のことです。
未来を向く星座ですが、守護星の土星は、長い時間をかけて残ってきたものの重みを教えてくれます。
つまりこの度数の人は、未来へ進むために、過去の知恵を上手に使えるんです。
新しいものばかりを追いかけると、足もとが軽くなりすぎることもある。
君はそこに、昔からの重みをそっと足せる人です。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
日曜の朝の、蚤の市。
花屋を営む若い男の人が、ふちの少し欠けた古い焼きものの鉢を見つけました。
何十年も前の職人の手仕事で、色は落ち着いた土の色です。
店に持ち帰ると、朝摘みのスミレをいっぱいに生けて、ショーウィンドウに置きました。
その日、店の前で足を止める人は、いつもの倍になりました。
古い鉢がスミレを引き立て、スミレが古い鉢をみずみずしく見せる。
この度数の人は、そういう組み合わせを見つける目を持っているんです。
確かな美意識
この度数の人には、自分だけの美意識があります。
流行りに左右されず、「これはいい」と思えるものを選べるんです。
高いか安いか、新しいか古いかでは選びません。
長く使うほど味が出るものを、ちゃんと見わけられるんです。
その目は、人を見るときにも生きています。
目立たないけれど値打ちのある人を、ちゃんと見つけて声をかけられる。
受け継ぎ、更新する力
伝統は、そのまま守るだけだと、だんだん息苦しくなります。
この度数の人は、受け継いだものに今の風を通すのが得意です。
古いレシピ本の料理に、今の季節の野菜を足す。
使いこんだ椅子に、新しい布を張る。
そんなふうに、君の手で古いものが今の暮らしにもどってきます。
「昔からこうだから」が口ぐせになりかけたら、それが合図。
その決まりが何のためにあったのかを思い出すと、君の目はまた、みずみずしさを取りもどします。
ちょっとだけクセ
アンティークショップの前を通ると、つい吸いこまれてしまう。
古いものを買うたびに、「前の持ち主はどんな人だろう」と想像がふくらむ。
時間ごと愛せる、君のやさしい目です。
古い焼きものの鉢に、摘みたてのスミレがいっぱい。
長い時間と今日の朝が、ひとつの器の中でならんでいる。