蟹座28度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A modern Pocahontas

現代のポカホンタス(アメリカ先住民と移住者の橋渡しをした、先住民の女性)。

昔からの知恵を今に生かす、時代をつなぐしなやかな架け橋

キーワード

「両立(COMPATIBILITY):昔からの知恵を、君は今の暮らしに生き生きとなじませる」

「橋渡し」「伝統と革新」「適応」「ルーツ」「しなやかさ」「現代感覚」

目指す方向性

  • 家族や土地から受け継いだ知恵を、今の暮らしで使うこと。
  • 新しいものを、こわがらずに取り入れること。
  • 立場のちがう人どうしの、通訳役になること。
  • 自分のルーツを、誇りをもって語ること。
  • 古いやり方と新しいやり方の、いいところを組み合わせること。

シンボルを読む

二つの世界をつなぐ力

28度のキーワードは「両立」。
この度数の人は、昔からの知恵を、今の暮らしに生き生きとなじませられる人です。
古いものと新しいもの、どちらかを選ばずに、両方を生かせるんです。

蟹座は、水のサインの活動宮。
水は人と人のあいだを流れてつなぐ力、活動宮は新しい場面にふみだす力のことです。
自分の根っこを大事にしたまま、新しいやり方にも手をのばせる。
その二つを同時に持てるのが、28度です。

蟹座の終わりが近づくにつれて、家の中で育てたものが、外の世界と出会いはじめます。

この場面を、今の時代の物語にしてみます。

森に近い小さな町。
祖母から薬草の使い方を習って育った女の人が、町でハーブの店を開きました。
棚には、祖母のノートどおりに乾かした葉と、彼女が考えた新しいブレンドのお茶が並びます。
若い客は「おしゃれ」と言って買い、年配の客は「なつかしい味」と言って買っていく。
いつのまにか店のテーブルでは、世代のちがう客どうしが話しこむようになりました。

彼女の店がにぎわったのは、昔と今のどちらも手ばなさなかったからです。

この度数の人は、昔からの知恵を今の形にして、ちがう世代の人どうしをつなぐことができるんです。

古い知恵を、今の言葉に置きかえる力

この度数の人は、昔のやり方の「いいところ」を見つけるのが上手です。
古いから残す、新しいから選ぶ、ではなく、今の暮らしで本当に役に立つかで決められる。

昔の保存食を、今の台所で使いやすい分量に直す。
古い手仕事を、今の服や道具に取り入れる。
そうやって置きかえられた知恵は、若い人にもすっと届きます。

ルーツという宝物

この度数の人にとって、生まれ育った場所や家族の知恵は、大事な宝物です。
おばあちゃんのレシピ、地元の言葉、子どものころの遊び。
それを今の形にアレンジしたとき、ほかの誰にもまねできないものが生まれます。

新しいやり方に気が進まないときは、「昔の人なら、これをどう使うかな」と考えてみると、案外すんなり手がのびます。
受け継いだ知恵は、新しいものと組み合わせたとき、いちばん生きてくるんです。

ちょっとだけクセ

話題の新しいカフェに行っても、つい実家の味の話をしてしまう。
古着と最新のスニーカーを、平気で合わせて出かける。
昔と今を行き来できる人の、センスのよさです。

現代を生きる、ポカホンタス。
昔の知恵と今の暮らしが、君の中で手をつないでいます。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋