水瓶座1度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An old adobe mission

日干しレンガでできた、古い伝道所(アドービ=土を干して固めたレンガ)。

時を重ねるほど信頼が深まる、風格ある大黒柱

キーワード

「持続(DURABILITY):長い年月に耐えてきた強さが、君の土台にある」

「芯の強さ」「歴史」「信頼感」「落ち着き」「長い目」「風格」

目指す方向性

  • 流行より、十年後も続いていそうなものを選ぶこと。
  • 仕事でも人間関係でも、信頼を時間をかけて積み上げること。
  • 学んできたことや経験を、自分の看板として堂々と出すこと。
  • 古い決まりは、中身があるかを確かめてから守ること。
  • 新しい風が来たら、自分の土台の上で取り入れてみること。

シンボルを読む

長い年月に耐える芯の強さ

1度のキーワードは「持続」。
この度数の人は、何があっても崩れない芯の強さを持っています。
すぐに結果が出なくても、足もとが揺らがないんです。

水瓶座は、風のサインの固定宮。
風は考えや人とのつながり、固定宮はひとつの形を長く保ち続ける力のことです。
そして1度は、水瓶座に30ある度数のいちばん最初、入り口の度数です。
山羊座で積み上げてきた現実の土台を、自由な未来へ持っていく最初の一歩です。
自由と未来の星座が、いちばん古い建物から始まる。
そこが、この度数のおもしろいところです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

乾いた丘の上に、土壁の古い礼拝堂が建っていました。
村の人たちは「もう古いから、建て替えよう」と話しています。
呼ばれてきた若い建築家は、壁に手を当てて、しばらく黙っていました。
「この壁は、夏の暑さも冬の風も、ずっと受けとめてきたんです」
彼は壁を残したまま、窓を大きくして、光が入るように直しました。
次の日曜日、礼拝堂は前よりずっと明るくなっていました。

新しいものは、古い土台の上でこそ長持ちする。
この度数の人は、その土台そのものになれるんです。

人が自然と一目置く風格

この度数の人は、声を張り上げなくても、人が自然と一目置く人です。
積み重ねてきた時間が、ふるまいににじんでいるからです。

水瓶座の昔からの守護星は、土星。
土星は、時間と形をつかさどる星です。
だから1度には、時代を越えて残るものへの感覚が、とくに濃く出ています。

話を最後まで聞く、約束を守る、あわてない。
その地味な積み重ねが、君の風格になっていきます。

気をつけたいのは、慣れた形を守ること自体が目的になってしまうとき。
「このやり方、今も意味がある?」と一度だけ問い直してみると、君の強さは、また生きた強さに戻ります。

長い目で未来を見る落ち着き

この度数の人は、長い目で物事を見られます。
目先の損得より、「これは十年後も残るか」で選べるんです。

もうひとりの守護星、天王星は、ひらめきと改革の星。
古い壁と、新しく開けた窓。
この度数の人は、その両方を同じ建物の中に持っています。

だから、まわりが流行に振り回されているときほど、君の落ち着きが頼りにされるんです。

ちょっとだけクセ

長く使っている鞄や靴を、なかなか新しくできない。
行きつけのお店の席が変わると、しばらく落ち着かない。
それだけ、一度信じたものを大事にできる人なんです。

強い日ざしの下、今日も静かに建っている日干しレンガの伝道所。
時を重ねた君の強さも、誰かが休める日かげになっています。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋