水瓶座12度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

People on stairs graduated upward

上へ上へと続く階段に、人がならんでいる。

積み重ねを足場にして、一段ずつ未来へのぼっていく成長株

キーワード

「前進(PROGRESSION):積み上げてきたものを足場に、君は一段ずつ上がっていける」

「ステップアップ」「成長」「積み重ね」「未来志向」「段取り」「向上心」

目指す方向性

  • 今日の小さな成果を、明日の足場にすること。
  • 目標までの道のりを、段取りよく区切ること。
  • 一段のぼるたびに、広がる景色を楽しむこと。
  • 先を行く人から学び、あとから来る人に手をのばすこと。
  • 数年先の自分を思い描いて、今の一歩を決めること。

シンボルを読む

一段ずつ確かにのぼる力

12度のキーワードは「前進」。
この度数の人は、積み重ねてきたものを足場にして、確かに上へ進める人です。
遠い目標も、一段ずつなら届くことを知っています。

水瓶座は、風のサインの固定宮。
風は先を見通す考え、固定宮はその考えを一歩ずつ形にしていく根気のことです。
水瓶座には守護星が二つあって、天王星は未来へのひらめき、土星はコツコツ積み上げる力を表します。
12度の人は、この二つのバランスがとてもいいんです。
11度でひらめいた理想が、12度では「どうやってのぼるか」という道すじに変わります。

たとえば、こんな場面を思い浮かべてみてください。

修理中の古い大聖堂。
塔のまわりに組まれた足場を、職人たちが順番にのぼっていきます。
いちばん下には見習いの少年、まん中には腕のいい石工、いちばん上には親方。
少年が石を渡すと、石工が受けとって、また上へ手渡していく。
何年もかけて、塔は少しずつ元の姿を取りもどしていきました。
ある日、足場の上から親方が少年を呼びました。
「ここまで上がっておいで。町がぜんぶ見えるぞ」

下の段も上の段も、どれが欠けても塔は直りません。

この度数の人は、自分がいまどの段にいるかを知っていて、そこから次の一段へ進めるんです。

景色が変わるのを楽しむ

この度数の人は、成長していく自分を楽しめる人です。

一段上がるたびに、見える景色が少しずつ広がる。
去年はわからなかったことが、今年はわかる。
その変化を、ちゃんと味わえるんです。

資格の勉強、仕事のキャリア、趣味の上達。
どんなことでも、段取りを組んで進めると、君は強い。

自分の段を大事にする

この度数の人は、自分のペースを守れる人です。
人と比べずに、自分の足で一段ずつ進んでいけるんです。

階段には、ほかの人もならんでいます。
前を行く人の背中が気になって、つい足を早めたくなることもあるでしょう。

でも、階段は一段とばしより、一段ずつのほうが遠くまで行けるもの。
自分の足元の段を、しっかりふみしめる。
それがいちばんの近道だと、この度数の人は知っています。

そしてのぼった先では、下にいる人に手をのばせる。
その優しさも、12度の人の持ち味です。

ちょっとだけクセ

やることリストに、終わったことまで書き足して線を引きたくなる。
「3年後の自分」を考えはじめると、手帳のページが足りなくなる。
先を見る楽しさを、いつも忘れない君です。

上へ上へと続く階段と、一段ずつのぼっていく君の足音。
その音は、今日も昨日より少しだけ高いところから聞こえています。

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