牡羊座11度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

The president of the country

国の大統領。

大切な価値のために先頭に立つ、覚悟の決まったリーダー

キーワード

「理想(IDEALIZATION):大切にしたい価値のために、君は先頭に立てる」

「リーダーシップ」「責任感」「大義」「代表」「使命」「覚悟」

目指す方向性

  • 大切にしたい価値を、自分の言葉ではっきり示すこと。
  • みんなの代表として、最初の一歩を引き受けること。
  • 決めたことの責任を、最後まで自分で持つこと。
  • 仕事の真ん中に、ゆずれない使命を置くこと。
  • 背中を見せて、まわりの勇気を引き出すこと。

シンボルを読む

大切な価値を背負って立つリーダー

11度のキーワードは「理想」。
この度数の人は、生まれながらのリーダーです。
自分のためだけでなく、みんなが大切にしたい価値のために、先頭に立つことができます。

牡羊座は、火のサインの活動宮。
火は情熱と勇気、活動宮は自分から物事を始める力のことです。
「誰かがやるのを待つ」より、「じゃあ私がやる」が先に出る星座なんです。

11度からは、牡羊座のまん中に入っていきます。
1〜10度で飛び出した勢いが、ここからは「何のために動くのか」という中身を持ちはじめる。
その最初の答えが、「みんなの理想を背負う」ことです。

この場面を物語にすると、こうなります。

広場に面した、古い議事堂。
就任の朝、新しい大統領が、集まった人たちの前に立ちました。
原稿を持つ手は、少しだけふるえている。
それでも顔を上げて、ゆっくり話しはじめます。
「この国のいちばんいいところを、守りたい。そのために、私が前に立ちます」
広場は静まりかえり、やがて大きな拍手に変わりました。

手がふるえていても、前に立つと決めたら引き受ける。
その覚悟が、聞いている人の心を動かします。

この度数の人は、みんなの思いを背負って、道の先頭を歩けるんです。

責任を引き受ける覚悟

この度数の人は、責任から逃げない人です。
大変なことほど、「私がやる」と手をあげてしまう。

リーダーの役目は、目立つことではありません。
決めたことの結果を、自分で引き受けることです。
この度数の人は、それを自然にわかっています。

職場のプロジェクトでも、友だちとの計画でも、地域の集まりでも。
君が前に立つと、みんなの足並みがそろいはじめます。

「ちょっと熱すぎるよ」と言われても、それでいいんです。
その熱こそが、人を動かすエンジンだから。

ひとりで背負いすぎない強さ

大きな理想を持っていると、張りきりすぎてしまう日もあります。
よかれと思って、ぐいぐい引っぱりすぎる。
立派に見せようとして、肩に力が入る。

そう感じたら、一度まわりの声を聞いてみてください。
いいリーダーは、全部をひとりで背負いません。
仲間の力を信じて任せたとき、君の理想は、もっと大きな形で動きだします。

理想を掲げる勇気と、仲間を信じる器。
その両方がそろったとき、君はみんなの誇りになるリーダーになっていきます。

ちょっとだけクセ

誰も決めない空気になると、つい「じゃあ、こうしよう」と言ってしまう。
グループ旅行では、なぜか集合時間の連絡係になっている。
頼られると断れないのは、君の中に大きな責任感がある証拠です。

国の大統領は、みんなの前に立つ役目を引き受けた人。
その覚悟を、君も自分の場所で背負っていけます。

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