場面
A man suspended over a vast level place
広く平らな土地の上に、男の人が宙に浮かんでいる。
一歩引いて全体を見わたし、いちばんいい道を選べる冷静な戦略家
キーワード
「静観(CONTEMPLATION):少し離れて見わたすと、君は選べる道をたくさん持てる」
「俯瞰」「見晴らし」「冷静さ」「選択肢」「ひと呼吸」「落ち着き」
目指す方向性
- 大事な決断の前に、ひと晩おいてから答えを出すこと。
- 目の前のことだけでなく、一年後、五年後の景色も描いておくこと。
- 道をひとつにしぼる前に、選べる道を三つ以上書き出すこと。
- 企画や相談役など、全体を見る力が生きる仕事を選ぶこと。
- 見わたしたあとは、足もとに戻って今日の一歩を決めること。
シンボルを読む
少し離れて全体を見る力
2度のキーワードは「静観」。
この度数の人は、目の前のさわぎから一歩引いて、全体を静かに見わたす力を持っています。
みんなが一か所を見つめているとき、君だけは景色ぜんぶが見えているんです。
蟹座は、気持ちの星座です。
水のサインだから感じる力が強く、活動宮だから、その気持ちがすぐ動きだす。
2度は、その気持ちの波から少し離れて、落ち着いて選ぶための度数なんです。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
見わたすかぎりの小麦畑。
村の人たちは、新しい道をどこに通すかで、何日ももめていました。
そこへ、気球に乗った女性がやってきます。
空の上から見ると、畑のあいだに、昔の細い道がうっすら残っていました。
「この道を広げれば、どの家からも近いですよ」
地上に降りた彼女がそう話すと、村の人たちは顔を見合わせて、うなずきました。
この度数の人は、少し離れた場所から、誰も気づかなかった答えを見つけられるんです。
あわてずに選べる落ち着き
この度数の人は、ひと呼吸おける人です。
すぐに答えを出さなくても、あわてない。
その落ち着きが、まわりの人をほっとさせます。
水は、波立ったあと、しばらくすると静かに澄んでいきます。
澄んだ水には、空がそのまま映る。
この度数の人の心も、落ち着くほど、物事がくっきり見えてくるんです。
だから、急かされるのは少し苦手。
君は、よく見てから決めています。
その見る時間が、あとで大きな失敗をふせいでくれます。
あせって、見わたす前に動きたくなる日。
反対に、ながめてばかりで、目の前の用事が遠くなる日。
どちらも、戻り方は同じです。
「今日やること」を一行だけ書く。
それだけで、高いところから見た景色が足もとにつながります。
選べる道を持ち続ける自由
この度数の人は、いつも選択肢を持っています。
「これしかない」と思いこまずに、「ほかにもあるかも」と考えられる。
それが、君の心の自由なんです。
宙に浮かぶ人は、どの方角にも降りられます。
この度数の人も、ひとつの道に閉じこめられず、いちばんいい着地点を選べる。
その冷静さは、仕事でも、家族のことでも、大事な場面で生きてきます。
迷っている人のそばにいると、君は自然に「上から見た地図」を渡してあげられます。
戦略家というのは、そういう人のことを言うんです。
ちょっとだけクセ
お店に入る前に、まず外からメニューを全部読んでいる。
人の相談にのると、つい「ほかの道も三つあるよ」と並べてしまう。
それだけ、いつでも広い景色を見ていたい人なんです。
広い大地の上に、ふわりと浮かんで見わたす人。
君の目には、選べる道がいつもたくさん映っています。