蟹座21度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A prima donna singing

プリマドンナ(オペラの主役の歌手)が歌っている。

磨いた実力で人の心をふるわせ、まわりまで高める表現者

キーワード

「卓越(EXCELLENCE):本物の実力で、君はまわりまで引き上げられる」

「表現力」「華」「実力」「晴れ舞台」「自信」「感動」

目指す方向性

  • 自分の実力を、出し惜しみせずに見せること。
  • 基礎の練習を、いちばん大事にし続けること。
  • 自分がのびることで、チームやまわりの力も引き上げること。
  • 心をこめた表現で、人の気持ちを動かすこと。
  • 晴れ舞台に呼ばれたら、胸を張って立つこと。

シンボルを読む

本物の実力で輝く力

21度のキーワードは「卓越」。
この度数の人は、積み重ねた本物の実力で、まわりの人まで引き上げられる人です。
君が本気を出すと、場のレベルがぐんと上がるんです。

蟹座は、水のサインの活動宮。
水は感情と共感、活動宮は自分から動きだす力のことです。
つまりは、心で感じたものを、自分から外へ表していけるんです。

蟹座は、家や身近な人を守る星座。
21度からは、その蟹座の仕上げの段階が始まります。
内側で大事に育ててきた豊かさを、いよいよ外の舞台で見せていく流れです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

石造りの古い歌劇場。
幕が上がる直前、主役の歌手は舞台そでで目を閉じていました。
何年も、朝いちばんに発声練習を続けてきた声です。
最初の一節が客席に広がると、緊張していた若い合唱団の声が、つられるようにのびやかになっていきました。
終演後、団員の一人が言いました。
「今日、自分の声がいちばんよく出た」

主役がいい声を出すと、まわりの声までよくなる。
同じことは、舞台の外でも起きています。

この度数の人は、自分の力を出しきることで、仲間の力まで引き出すことができるんです。

心をふるわせる表現力

水のサインの人は、人の気持ちを受けとるのが得意です。
この度数の人は、受けとったものを表現に変えて、人に返すことができます。

歌でも、言葉でも、料理でも、仕事の提案でも。
君の表現には気持ちがこもっているから、人の心に届くんです。

「華があるね」と言われることも多いはず。
それは見せ方のうまさより、中身がつまっているから出る輝きです。

実力に裏打ちされた自信

この度数の人の自信は、練習と経験の積み重ねから生まれています。
だから、ほめられても浮かれすぎないし、失敗しても崩れません。

見せ方ばかりに気持ちが向いて、準備があと回しになりそうなときは、いつもの練習にもどってみてください。
君の輝きは、いつもそこから生まれています。

ちょっとだけクセ

カラオケでは、つい本気の一曲を入れてしまう。
人の発表を聞きながら、「私ならこう見せる」を頭の中で組み立てている。
いいものを届けたい気持ちが、人一倍強いんです。

舞台の真ん中で歌う、プリマドンナ。
その声に誘われて、まわりの声までのびやかになっていきます。

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