双子座21度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A labour demonstration

働く人たちの、デモ行進。

みんなの思いを背負って、堂々と声を上げる勇気ある代弁者

キーワード

「代弁(REPRESENTATION):みんなの思いを背負って、君は堂々と声を上げられる」

「勇気」「代表」「連帯」「信念」「リーダーシップ」「行動力」

目指す方向性

  • みんなが言いにくいことを、わかりやすい言葉にして届けること。
  • 正しいと思うことのために、自分から前に立つこと。
  • 口にしたことを、小さくても行動で示すこと。
  • 一人の不満で終わらせず、仲間と力を合わせること。
  • 人の声を集めてまとめる役目を、仕事の強みにすること。

シンボルを読む

みんなの声を言葉にする力

21度のキーワードは「代弁」。
この度数の人は、みんなが胸の中にしまっている思いを、言葉にして届けられる人です。
誰かが言いかけてやめた言葉を、代わりに最後まで言える。そんな役目を、自然に引き受けてしまうんです。

双子座は、風のサインの柔軟宮。
風は言葉と知性、人と人のあいだを行き来する力。柔軟宮は、状況に合わせて形を変えられる力のことです。
だから双子座は、いろんな人の話を聞いて、それを伝わる言葉に置きかえるのが得意なんです。

21度からは、双子座の仕上げの段階が始まります。
ここまで集めてきた言葉と知恵を、今度は「誰かのために」使いはじめる場所です。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

小さな町の、路面電車の車庫。
運転士たちは、古いブレーキに何度もひやりとしていました。
でも、休憩室でこぼすだけで、誰も上には言い出せません。
ある晩、ふだんは無口な女性の車掌が、仲間の話を一人ずつ聞いて、ノートにまとめました。
翌朝、彼女はそのノートを手に、プラカードを持った運転士たちの先頭を歩きます。
「これは、わたし一人の声ではありません。毎日乗っている、みなさんの安全の話です」
その夏、町を走る電車は、一台ずつ新しいブレーキに替わっていきました。

自分ひとりのことなら、きっと黙っていた。みんなの声だったから、最後まで言えたんです。

この度数の人は、ばらばらの声を、みんなで動ける言葉にまとめられるんです。

前に立つ勇気

この度数の人は、いざというときに前に立てる人です。
ふだんは気さくで、にこにこしていることが多いかもしれません。
でも、「これはおかしい」と思ったことには、ちゃんと声を上げます。

その勇気は、自分のためだけには使われません。
言いにくい立場の人、うまく話せない人のぶんまで、代わりに話せる。
それが、この度数の人のリーダーシップです。

言葉を行動につなげる力

声を上げるところまでなら、多くの人ができます。
この度数の人のすごさは、そのあとも歩きつづけるところです。

言ったことを、小さく実行してみせる。
仲間と役割を分けて、順番に形にしていく。
そうやって、言葉が信頼に変わっていくんです。

もし、文句を言うだけで一日が終わりそうになったら、「で、今日なにをする?」と自分に聞いてみてください。
答えが見つかれば、君の言葉にまた力が戻ってきます。

ちょっとだけクセ

会議で誰も手をあげないと、なぜか自分が口を開いている。
友だちのもやもや話を聞くと、頼まれていないのに作戦を立てはじめる。
人の気持ちを放っておけない、君のまっすぐさです。

声をそろえて通りを進む、働く人たちの列。
その先頭に立つのは、みんなの思いを言葉にできる君です。

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