場面
A boy molded in his mother's aspiration for him
母親の願いどおりに、形づくられていく男の子。
高い基準で自分を磨き上げ、仕事の質で信頼をつかむ妥協なき努力家
キーワード
「研鑽(EXACTION):高い期待に磨かれて、君は自分だけの質の高さを育てる」
「向上心」「こだわり」「期待に応える力」「丁寧さ」「完成度」「自分の基準」
目指す方向性
- 自分の中に、ゆずれない「質の基準」を持つこと。
- 人から受けとった期待を、自分を伸ばす力に変えること。
- 見えないところまで、ていねいに仕上げること。
- 「これでよし」と胸を張れる仕事を、積み重ねていくこと。
- 磨いた腕で、自分の名前を信頼のしるしにすること。
シンボルを読む
高い質を保ち続ける職人の腕
11度のキーワードは「研鑽」。
この度数の人は、仕事の質で勝負できる努力家です。
手をぬかずに磨き続けた腕が、そのまま信頼になっていきます。
乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は目に見える形をつくる力、柔軟宮は状況に合わせて細かく整え直す力のことです。
つまりは、「もっと良くできる」ところを見つけて、手を入れ続けられるんです。
11度は、乙女座のまん中への入り口。
1〜10度で身につけてきた力を、ここから「質」に磨き上げていく段階に入ります。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
石づくりの小さな町の、家具工房。
少年は、毎晩母親から「あなたなら、きっといい職人になれる」と言われて育ちました。
はじめは、その言葉に応えたくて、言われたとおりに木をけずっていた。
でもある日、自分でけずった引き出しが、すっと音もなく閉まったとき、胸がふるえました。
それから少年は、誰に言われなくても、見えない裏側まで磨くようになりました。
母親の願いは、いつのまにか少年自身の誇りに変わっていた。
人からもらった期待を、自分だけの基準に育てていける。
それが、この度数の人の強さです。
期待を自分の力に変える向上心
この度数の人は、期待されるほど伸びる人です。
「あなたならできる」と言われると、その言葉を燃料にして、いつも一段上を目指せます。
大事なのは、その期待をいつまでも人のものにしておかないこと。
「言われたからやる」が「自分がやりたいからやる」に変わった瞬間、君の力は一気に本物になります。
人の目が気になって、見た目だけ整えたくなる日もあるかもしれません。
でも、君をいちばん納得させられるのは、君自身の目。
「これは、自分の基準で仕上がってる?」と聞けるかぎり、君の腕はちゃんと育ち続けます。
見えないところまで整える丁寧さ
この度数の人の丁寧さは、目に見えないところで光ります。
書類の余白、道具のしまい方、メールの一文。
誰も気づかないようなところまで、ついきちんと整えてしまう。
「こだわりすぎじゃない?」と言われても、それでいいんです。
その細かさが、君のつくるものを長く使われるものにしているから。
時間をかけて磨いたものは、ちゃんと人に伝わります。
「あの人に頼めば安心」。
そう言われる場面が、年を重ねるほど増えていきます。
ちょっとだけクセ
人の資料の誤字に、つい目がとまってしまう。
「だいたいでいいよ」と言われても、気づけば仕上げまでやりきっている。
手をぬけないのは、自分の仕事に誇りがあるから。
母親のまなざしの中で、少しずつ形づくられていく男の子。
その形は、いつのまにか彼自身の誇りになっていく。