乙女座23度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An animal trainer

動物の調教師。

あきらめない根気と手際で、どんなこともやりとげる腕利きの仕事人

キーワード

「根気(RESOLUTENESS):あきらめない手際で、君は物事をやりとげる」

「忍耐力」「育てる力」「手際」「信頼関係」「粘り」「やりとげる力」

目指す方向性

  • 一度引き受けたことは、最後までやりとげること。
  • 結果が出るまでの時間を、あせらず待つこと。
  • 人やものを、相手のペースに合わせて育てること。
  • 毎日の小さな手順を、ていねいに積み重ねること。
  • 口より先に、仕上がりで実力を見せること。

シンボルを読む

あきらめない根気

23度のキーワードは「根気」。
この度数の人は、うまくいくまで何度でも向き合える人です。
すぐに結果が出なくても、手を止めないんです。

乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は時間をかけて形にする力、柔軟宮は相手や状況に合わせて、やり方を少しずつ変える力のことです。
ひとつのやり方にこだわらず、うまくいく方法が見つかるまで試し続けられる。
それが、この度数の根気の正体です。

22度でみんなをまとめた人が、23度では、一人ひとりとじっくり向き合う段階に入ります。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

村はずれの牧場。
暴れ馬と呼ばれている若い馬がいて、誰も背中に乗れません。
新しく来た調教師の女性は、最初の一週間、ただ柵の外に座っていました。
次の週は、柵の中で草をあげるだけ。
ひと月がたったある朝、馬のほうから彼女に鼻先を寄せてきました。
その日、彼女は初めて、そっと馬の背中に手を置きました。

柵の外で待ち続けたあの一週間が、いちばん大事な仕事だった。
この度数の人は、目に見えない積み重ねを、手を抜かずに続けられます。

手際という才能

この度数の人は、とても手際がいい人です。
何をどの順番でやれば、いちばんうまくいくか。
それを見きわめて、むだなく進められます。

乙女座の分析力が、ここでは「段取りの力」として出てきます。
料理でも、仕事でも、人を育てることでも、君の手にかかると物事がすっと進んでいく。
まわりから「さすが」と言われるのは、この手際があるからです。

信頼関係を育てる力

調教は、力でねじふせるものではありません。
相手を知って、信頼してもらうことから始まります。

この度数の人は、相手のペースを大事にしながら、関係をじっくり育てられます。
部下や後輩、子ども、ペット。
君に見守られた相手は、安心して力を伸ばしていきます。

うまくいったときは、つい「わたしが育てたの」と言いたくなるかもしれません。
でも、君の実力は、言葉にしなくてもちゃんと伝わっています。
育った相手の姿が、何よりの証明だから。

ちょっとだけクセ

人に教えるとき、「まず見てて」と自分でやってみせてしまう。
なかなか開かないびんのふたとも、あきらめずに十分くらい格闘している。
最後までやりとげたい気持ちは、筋金入りです。

寄ってきた馬の首を、ゆっくりなでる調教師の手。
君がいま、じっくり向き合っている相手は誰ですか?

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋