場面
A man making a futurist drawing
未来派(動きやスピードを描いた、二十世紀はじめの芸術)の絵を描いている男の人。
型やぶりの発想で、まだない形を描き出すイノベーター
キーワード
「実験(EXPERIMENT):まだ誰も見ていない形を、君は試して描き出せる」
「発想力」「前衛」「挑戦」「未来志向」「創造性」「型やぶり」
目指す方向性
- 思いついたアイデアは、すぐにメモや絵にして残すこと。
- 「ふつうはこう」を、一度疑ってから始めること。
- 新しい道具や技術を、自分の仕事にどんどん取り入れること。
- 広げたアイデアは、ときどき整理して形にまとめること。
- うまくいかなかった試みも、次の実験の材料として大事にすること。
シンボルを読む
まだない形を試す力
9度のキーワードは「実験」。
この度数の人は、まだ誰も見たことのない形を、試しながら描き出せる人です。
「こうしたらどうなる?」が、いつも頭の中で動いているんです。
乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は手を動かして形にする力、柔軟宮は決まった型にとらわれず、やり方を変えていける力のことです。
8度で型を教わった人が、9度では、その型を自分の手でくずして新しい形をつくりはじめる。
基本を知っているから、思いきり遊べる度数なんです。
場面の「未来派」は、二十世紀のはじめに生まれた芸術の流れ。
走る車や人の動きを、一枚の絵の中にスピードごと描こうとしました。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
街はずれの倉庫を改装した、小さな工房。
若い女性の家具職人が、図面の前で頭をかかえていました。
注文は、ふつうの木の椅子。
でも彼女は、座る人の体の動きまで形にしたかったのです。
何十枚も線を引き、脚を何度も作り直しました。
やがて生まれたのは、座るとほんの少しゆれて、体を包みこむ椅子。
展示会の日、その椅子の前だけ、人だかりが消えませんでした。
この度数の人は、試して、くずして、また試して、まだない形にたどりつけるんです。
型をやぶる発想力
この度数の人の発想は、ふつうの枠の外から来ます。
みんなが「これで決まり」と思っていることにも、別の見方を持ちこめる。
乙女座の分析の力は、ここでは「なぜこうなっているの?」という問いに変わります。
当たり前を細かく分解して、組み立て直す。
その作業が、型やぶりのアイデアを生むんです。
新しいものを見ると、試さずにはいられない。
その好奇心こそが、君の前衛の力です。
アイデアが広がりすぎて、頭の中がとっちらかってきたら。
紙に全部書き出して、今すぐ形にできるものに◎をつけるのがおすすめです。
君の発想は、整理したときにいちばん遠くまで届きます。
未来を先に描く力
この度数の人は、未来志向の人です。
今の暮らしを見ながら、「次はこうなる」を先に絵にしてしまう。
その絵は、はじめはまわりに理解されないこともあります。
でも、あとになって「あれは早かったね」と言われる。
それが、この度数の人によくある流れなんです。
挑戦には、失敗もついてきます。
でも実験にとっては、失敗も大事な記録。
描いて、試して、直していくうちに、君の創造性はどんどん広がっていきます。
ちょっとだけクセ
説明書を読む前に、まず自己流で組み立てはじめている。
いつもの料理に思いつきの調味料を足して、家族をおどろかせる。
その寄り道の多さが、君の発想の広さそのものです。
動きをスピードごと描きとめる、未来派の絵筆。
君の手からも、まだ誰も見たことのない形が生まれていきます。