水瓶座21度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A woman disappointed and disillusioned

がっかりして、思いこみから覚めた女の人。

がっかりを越えるたびに強くなる、しなやかな再起の達人

キーワード

「晴れ間(CLEARANCE):思いこみが晴れたところから、君の新しい道がひらける」

「目覚め」「立ち直り」「再スタート」「現実を見る力」「しなやかな強さ」「すっきり」

目指す方向性

  • うまくいかなかった経験を、次の一手の材料にすること。
  • 期待と現実のずれを、正面から見つめること。
  • 「こうあるべき」を一度手放して、やり方を組み直すこと。
  • 落ちこんだあとの立ち上がり方を、自分なりに持っておくこと。
  • 何度でも、新しい気持ちで始め直すこと。

シンボルを読む

つまずくたびに強くなる力

この度数の人は、がっかりするたびに、前より強くなって立ち上がれる人です。
うまくいかなかった経験を、そのまま次の力に変えられるんです。

水瓶座は、風のサインの固定宮。
風は、ものごとを少し離れたところから見る知性。固定宮は、決めた方向を持ち続ける力のことです。
気持ちが沈んでいても、頭のどこかで「じゃあ、どうする?」と考えはじめている。それがこの度数の人の強さです。

21度からは、水瓶座の仕上げの段階に入ります。
自由や理想を、現実の中で試していく場所です。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

石造りのアパートの、屋根裏の部屋。
画家をめざす女の人のもとに、展覧会の落選の知らせが届きました。
自信のあった一枚でした。
その夜、彼女は絵の前に座ったまま、長いあいだ動けませんでした。
明け方、窓の外が明るくなったころ、ふと気づきます。
「この絵、ほめられるために描いてた」
彼女は新しいキャンバスを立てて、ずっと描きたかった屋根の上の空を描きはじめました。

がっかりした瞬間に、思いこみもいっしょにほどけていく。
この度数の人は、そこから本当の自分の道を見つけられるんです。

現実を見つめる目

この度数の人は、現実から目をそらしません。
期待どおりにいかなかったことも、「そういうことか」と受けとめられます。

理想が高いぶん、ずれに気づくのも早い。
その早さが、やり直しの早さにもつながっています。

しなやかに立ち直る力

この度数の人は、しなやかに立ち直れる人です。
落ちこんでも、その場所に長くとどまりません。
沈んだぶんだけ、次はもっと軽やかに跳ね上がれるんです。

一度つまずいただけで、「もう全部だめだ」と感じてしまう夜もあるでしょう。
その結論は、朝まで出さなくていいんです。
ひと晩眠ると、この度数の人には、たいてい次の道が見えています。

折れずに、しなって戻る。
その強さは、仕事でも人間関係でも、長く君を支えてくれます。

ちょっとだけクセ

落ちこむと、とりあえず熱いシャワーを浴びて全部リセットしようとする。
ひと晩で立ち直ったのに、まわりにはまだ心配されている。
立ち上がるのが、人より少しだけ早いみたいです。

がっかりしたあとで、ふっと顔を上げた女の人。
その目は、もう次の景色を見ています。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋