牡羊座13度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An unsuccessful bomb explosion

爆発しそこねた爆弾。

本物だけにすべてを注ぐ、妥協しない情熱家

キーワード

「勢い(IMPETUOUSNESS):本気の目的に届かないものに、君はきっぱりNOと言える」

「潔さ」「こだわり」「妥協しない」「情熱」「仕切り直し」「高い目標」

目指す方向性

  • 本気になれる目標だけに、力を注ぐこと。
  • 「なんとなく」の妥協に、はっきりNOと言うこと。
  • うまくいかなかったら、潔く仕切り直すこと。
  • 高い目標を、胸を張って口に出すこと。
  • 情熱を、いちばん大事な場面のためにとっておくこと。

シンボルを読む

中途半端を選ばない潔さ

13度のキーワードは「勢い」。
この度数の人は、妥協しない情熱家です。
本気になれないものには、どんなに条件がよくても「NO」と言える潔さを持っています。

牡羊座は、火のサインの活動宮。
火は燃えあがる情熱、活動宮は思い立ったらすぐ動く瞬発力のことです。
燃えるときは一気に燃える。
そのぶん、心に火のつかないものには、最初から気持ちが向かないんです。

このシンボルは、爆発しそこねた爆弾。
一見、失敗の絵に見えます。
でも13度では、「本物じゃないなら、ここで爆発しなくていい」という、火の強い選び方をあらわしています。

物語にすると、こんな感じです。

村のお祝いの夜を前にした、夏の牧草地。
花火師の女の人が、新しくつくったいちばん大きな花火を試し打ちしました。
ところが花火は空に上がったものの、ぱっと開かないまま落ちてきます。
助手が「小さいのなら上がるよ。あれで間に合わせる?」と聞く。
彼女は首をふりました。
「今年いちばんの一発にしたいの。もう一回つくる」
その夜、作業小屋の明かりは遅くまで消えませんでした。

間に合わせを選ばず、仕切り直す。
それは、あきらめではなく、目的を大事にしているしるしです。

この度数の人は、本気の目的のために、あえて「今じゃない」を選べるんです。

高い目標に、全部を注ぐ

この度数の人の中には、とても高い目標があります。
「そこそこ」では満足できない。
やるなら、心から誇れるものにしたい。
うそはつけません。

だから、力の使いどころをちゃんと選びます。
あれもこれもと手を出すより、ここぞという場面に全部を注ぐ。
その集中が、人の心に残る仕事を生むんです。

「こだわりが強いね」と言われることも多いでしょう。
そのこだわりは、君の情熱の形そのもの。
胸を張って持っていてください。

空回りしそうなときの仕切り直し

情熱が強いぶん、思いどおりにいかないと、いらいらしてしまうこともあります。
見栄を張って、無理に形だけ整えたくなることも。

そんなときこそ、あの花火師を思い出してください。
不発は、終わりではありません。
いら立ちを一度おろして、もう一回つくればいい。
仕切り直した一発は、前よりずっと大きく開きます。

ちょっとだけクセ

気の進まない誘いには、びっくりするほど早く「やめとく」と返している。
やり直しを決めた日は、なぜか前よりやる気に満ちている。
そのきっぱりさこそ、君の情熱の強さです。

開かなかった花火のあとに、次の一発の準備が始まる。
君がとっておいた情熱は、ここぞという夜に大きく開くはずです。

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