牡羊座15度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A Native American weaving a blanket

アメリカ先住民の人が、毛布を織っている。

自分の才能を信じて積み上げる、根気強い職人

キーワード

「勤勉(DILIGENCE):自分の才能を信じて、君は静かにこつこつ積み重ねる」

「根気」「ものづくり」「手仕事」「継続」「コツコツ」「職人気質」

目指す方向性

  • 自分の才能を信じて、毎日少しずつ手を動かすこと。
  • 目の前のひと手間を、ていねいに積み重ねること。
  • 時間をかけてしか作れないものを、大事にすること。
  • 手を動かして形にする仕事を、誇りに思うこと。
  • 続けてきたことを、自分だけの作品に育てること。

シンボルを読む

こつこつ積み上げる職人の力

15度のキーワードは「勤勉」。
この度数の人は、根気強い職人です。
自分の才能を信じて、ひと手ひと手を静かに積み重ねていけます。

牡羊座は、火のサインの活動宮。
火は情熱、活動宮は物事を始める力のことです。
牡羊座というと、「すぐ飛び出す」イメージがあるかもしれません。
でも15度は、牡羊座のちょうどまん中。
ここで火は、ぱっと燃えるだけでなく、長く燃え続ける力を覚えていきます。
始めたことを、自分の手で形にしていく。
それが、この度数の火の燃え方なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

乾いた谷あいの、小さな村。
家の前の日かげで、ひとりの男の人が機(はた)に向かっています。
赤、黒、白の糸を、一段ずつ織りこんでいく。
通りかかった孫が「いつできるの?」と聞くと、彼は手を止めずに笑いました。
「今日の一段が、明日の模様になるんだよ」
何週間もたったある朝、村の人たちが息をのむほどの一枚が、できあがっていました。

一段ずつでも、止まらずに続ける。
その手の中で、時間は少しずつ模様に変わっていきます。

この度数の人は、時間をかけたぶんだけ、深い味わいのあるものを生み出せるんです。

続けることが、才能を形にする

この度数の人は、コツコツの天才です。
一気に完成させようとせず、毎日の少しを大事にできる。

料理でも、文章でも、手芸でも、仕事の資料づくりでも。
君が手をかけたものには、ていねいさがちゃんと表れます。
「さすがだね」と言われるのは、見えないところで積み重ねてきたからです。

地道な作業を、つまらないとは思わない。
むしろ手を動かしているときのほうが、心が落ち着く。
それが君の自然な気持ちです。

くり返しに、自分の模様を

毎日同じことを続けていると、ただの作業に感じてしまう日もあります。
「なんとなく続けているだけかも」と思ったら、少しだけ変えてみてください。
いつもと違う色の糸を、一本だけ入れてみる。
それだけで、くり返しの中に、君だけの模様が生まれはじめます。

静かな根気と、自分の才能を信じる心。
その両方で織った一枚は、何年たっても色あせません。

ちょっとだけクセ

一度始めた作業は、キリのいいところまで終わらないと落ち着かない。
「あと少しだけ」と言いながら、気づけば外が暗くなっている。
その粘り強さが、君の手からいいものを生み出しています。

毛布は、一段ずつ織りあがっていく。
君が今日重ねた一段も、もう模様の一部です。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋