牡羊座21度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A pugilist entering the ring

リングに上がるボクサー。

持てる力を一点に集め、本番で自分の場所を勝ちとる不屈のファイター

キーワード

「奮闘(EXERTION):持てる力をひとつに集めて、君は自分の場所を勝ちとる」

「闘志」「挑戦」「集中力」「本番」「勇気」「全力」

目指す方向性

  • 大事な勝負の前に、力を一点に集めること。
  • 自分の居場所は、自分の手でつかみにいくこと。
  • 怖さがあっても、手をあげる側を選ぶこと。
  • 反発したくなる気持ちを、目標に向かう力に変えること。
  • 本番で出しきれるように、ふだんから準備を重ねること。

シンボルを読む

力を一点に集める集中力

21度のキーワードは「奮闘」。
この度数の人は、持てる力を一点に集めて、自分の場所を勝ちとれる人です。
あちこちに散っていた力が、勝負の場面でぴたりとそろうんです。

牡羊座は、火のサインの活動宮。
火は情熱と勇気、活動宮は自分から先に動きだす力のことです。
「やる」と決めたときには、もう体が前に出ているんです。

21度からは、牡羊座の仕上げの段階が始まります。
ここからは、飛びだす勢いを「使いこなせる力」に変えていくんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

古いボクシングジム。
今夜は、若い選手のはじめての公式戦です。
控え室では手が震えて、グローブのひもがうまく結べません。
トレーナーが黙って結び直し、背中をぽんとたたきました。
通路の先から、歓声が聞こえてきます。
彼は一度だけ深く息を吐いて、ロープをくぐりました。
その目には、もう迷いがありませんでした。

震えていても、ロープをくぐる。
その一歩が、彼の場所をつくりました。

この度数の人は、怖さを抱えたままでも、本番に向かって力を集めていけるんです。

自分の足場を勝ちとる力

この度数の人は、居場所を待つより、自分でつかみにいく人。
用意された席より、勝ちとった場所のほうが落ち着くんです。

牡羊座は、12星座のいちばん最初。
誰かがつくった道より、自分で切りひらいた道を歩きたい星座です。
21度の人は、その気持ちを「足場を固める力」に変えていけます。

仕事でも暮らしでも、まず自分の立つ場所を決める。
そこに全力を注ぐのが、君のやり方です。

「負けず嫌いだね」と、よく言われませんか?
それは、本気で生きている証拠です。

闘志を向ける先を選ぶ力

リングに上がるボクサーは、戦う相手を決めてから上がります。
この度数の人の闘志も、向ける先を選んだときに、いちばん強くなります。

ときには、ちょっとした反対の声にまで、全力で言い返したくなる日もあるかもしれません。
そんな日は、「これは、今の目標につながる勝負?」と自分に聞いてみてください。
大事な勝負のために力をとっておける人は、最後まで強くいられます。

ちょっとだけクセ

ゲームでも会議でも、始まる前から肩がぐるぐる回っている。
「軽くやろう」と言われたのに、いつのまにか本気になっている。
何ごとにも本気な人の、ほほえましいところです。

ロープをくぐって、リングに上がるボクサー。
その一歩を踏みだす勇気は、君の中にもちゃんとあります。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋