牡羊座29度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A celestial choir singing

天の聖歌隊が、歌っている。

みんなの心を重ねて響かせ、大切な思いを届けるハーモニーの指揮者

キーワード

「敬愛(VENERATION):みんながひとつになれる大切なものを、君は形にして届けられる」

「祈り」「ハーモニー」「感謝」「神聖さ」「一体感」「響き合い」

目指す方向性

  • 自分が心から大切にしているものを、はっきり言葉にすること。
  • ちがう声を持つ人たちと、同じ目標に向かうこと。
  • 感謝の気持ちを、ためこまずに伝えること。
  • 人の心が動くものを、作品や仕事で形にすること。
  • 目に見えない大切なものを、日々の中で敬うこと。

シンボルを読む

みんなをつなぐ力

29度のキーワードは「敬愛」。
この度数の人は、みんなが心を合わせられる大切なものを、形にして届けられる人です。
ばらばらだった人たちが、君のまわりでは不思議と同じ方向を向くんです。

牡羊座は、火のサインの活動宮。
火は心を照らす光、活動宮は最初の一声を上げる力のことです。
29度の人は、その光を、自分のためよりみんなのために灯せるんです。

29度は、牡羊座の終わりの一歩手前。
ここで「私が」の火が、「みんなで」の響きに変わっていくと読めるんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

雪の積もった山あいの村。
冬祭りの前の晩、古い教会に村じゅうの人が集まりました。
郵便屋さんも、宿屋の主人も、けんかしていたとなりどうしも、今夜は同じ列に並んでいます。
オルガンが鳴ると、子どもたちの聖歌隊が歌いはじめました。
高い声と低い声が重なって、天井のほうへ昇っていきます。
歌が終わったとき、けんかしていたふたりは、どちらからともなく握手をしていました。

声が重なった瞬間、人の心もほどけていく。

この度数の人は、そういう瞬間をつくりだせるんです。

大切なものを敬う心

この度数の人は、目に見えないものを大切にできる人です。
感謝、祈り、人の思い。
形のないものに、ちゃんと心を向けられます。

誰かが大事にしているものは、君も同じように大事にしたくなる。
だから、君のそばにいる人は、安心して自分の大切なものを見せられるんです。

響き合いを形にする力

この度数の人の才能は、歌、音楽、言葉、場づくりなど、人の心が重なる場所で大きく育ちます。
ひとりの声より、たくさんの声が重なったときの美しさを、君は知っています。

ほめ言葉や心地いい話を、そのまま全部信じたくなる夜もあります。
そのときは、信頼できる人に「どう思う?」と聞いてみてください。
地に足のついた響きほど、長く人の心に残ります。

ちょっとだけクセ

カラオケでは、ソロよりハモりを担当したくなる。
ありがとうのメッセージが、いつも少し長くなる。
伝えたい気持ちが、いつも言葉からあふれているんですね。

天の聖歌隊の声が、ひとつに重なっていく。
その響きのまん中に、君のまっすぐな思いがあります。

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