蟹座13度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

One hand slightly flexed with a very prominent thumb

少し曲げた片手。親指がとても目立っている。

確かな手腕で目の前の状況を動かす、頼もしい実力者

キーワード

「決意(DETERMINATION):君の手には、目の前の状況を動かす確かな力がある」

「意志の強さ」「実行力」「手腕」「主導権」「責任感」「頼もしさ」

目指す方向性

  • 決めたことを、自分の手で最後までやりとげること。
  • みんなが迷っている場で、先に一歩ふみだすこと。
  • 身近な人の暮らしを、実行力で支えること。
  • 任されたことを、腕の見せどころにすること。
  • 強い意志を、みんなが動きやすくなる形で使うこと。

シンボルを読む

決めたら動ける実行力

13度のキーワードは「決意」。
この度数の人は、決めたことを本当にやりとげる実力者です。
口だけで終わらせず、手を動かして状況を変えていけます。

蟹座は、水のサインの活動宮。
水は大切なものを思う気持ち、活動宮は先頭に立って動き出す力のことです。
大事な人や場所を守るためなら、まっさきに動ける。
それが、この度数の強さです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

山のふもとの木工所。
職人の男の人が、仕上がったばかりのいすの背を、親指でぐっと押して確かめています。
弟子が作ったそのいすは、押すと少しきしみました。
「ここだ」
職人は親指で継ぎ目を示して、道具を手に取ります。
ほんの数分の手直しで、いすはびくともしなくなりました。
弟子は目を丸くして、その手元を見つめていました。

迷わず「ここだ」と言える手には、積み重ねてきた確かさがあります。

この度数の人は、何をすればいいかをつかんで、すぐに手を打つことができるんです。

親指の力は、責任の力

五本の指の中で、親指はほかの指と向き合える指。
親指があるから、手はしっかり物をつかめます。

この度数の人も、チームの中でそういう役目を持っています。
みんなの力をまとめて、しっかりつかむ。
「任せて」と言える責任感が、まわりに安心を生むんです。

主導権をにぎることを、遠慮しなくていいんです。
君が動くと、物事が前に進む。
それを、まわりの人はよく知っています。

強さを、ちょうどいい力で使う

意志の強さは、使い方しだいで、もっと大きな力になります。

あせって「早くしなきゃ」と思うと、つい力ずくで押し進めたくなることもあるでしょう。
そこで、あの職人のように、まず親指でそっと押して確かめてみてください。
どこを直せばいいかが見えれば、大きな力はいりません。
ちょうどいい力で動かしたとき、君の手腕は、いちばん光ります。

頼もしさと、確かめる落ち着き。
その両方があるから、君は長く信頼される人になっていきます。

ちょっとだけクセ

人がもたもたしているのを見ると、つい「貸して」と手が出る。
家具の組み立ては、説明書より自分の段取りを信じている。
「やる」と決めたら、もう誰にも止められません。

少し曲げた片手と、ぐっと目立つ親指。
その手は、もうつかむ準備ができています。

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