蟹座5度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An automobile wrecked by a train

列車にぶつかって、こわれてしまった自動車。

計画が崩れても新しい形に組み直せる、立ち直りの早いタフな再建者

キーワード

「分散(DISPERSION):ばらばらになったものを、君は新しい形に組み直せる」

「再構築」「転換」「発想の切り替え」「タフさ」「用心」「立ち直る力」

目指す方向性

  • 予定が崩れたときこそ、別のやり方を三つ考えること。
  • 大きな決断の前に、一度立ち止まって安全を確かめること。
  • 立て直し、改善、リニューアルに関わる仕事で力を出すこと。
  • うまくいかなかった経験を、次の計画の材料にすること。
  • 勢いがつく日ほど、まわりのペースにも目を向けること。

シンボルを読む

崩れたものを組み直す力

5度のキーワードは「分散」。
この度数の人は、ばらばらになったものを集めて、新しい形に組み直す力を持っています。
計画が崩れた場面で、いちばん頼りになる人なんです。

蟹座は、水のサインの活動宮。
水は形を変えながら流れ続けるもの、活動宮は止まってもまた動きだす力のことです。
5度は、思いどおりにいかない出来事にぶつかって、そこから立ち直り、組み直していく度数です。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

森のはずれの農園。
夏の結婚パーティーの朝、急な大雨で、庭に並べたテーブルも花も水びたしになりました。
花嫁の友人の女性は、しばらく空を見上げてから、みんなに声をかけます。
「納屋に移しましょう。干し草にランプを下げれば、きっときれい」
ぬれた花を束ね直し、椅子を並べ直す。
夕方には、ランプの明かりの中で、みんなが笑いながら踊っていました。
「庭よりすてきだったね」と、花嫁は言いました。

この度数の人は、崩れたあとの場所から、前よりいい形をつくり出せるんです。

発想をぱっと切り替える転換力

この度数の人は、発想の切り替えが得意です。
「だめになった」で止まらず、「じゃあ、こうしよう」がすぐ出てくる。

活動宮の水は、せき止められても、別の道を見つけて流れていきます。
この度数の人の心も、道がふさがれたら、すぐにほかの流れを探しはじめる。
そのタフさは、たくさんの場面をくぐってきたからこそのものです。

崩れてしまったものを前にしても、君は悲しむだけで終わりません。
散らばったかけらの中から、使えるものを拾い上げていける。
それが、この度数の人の立ち直る力なんです。

あの花嫁の友人も、納屋へ走りだす前に、しばらく空を見上げていました。
勢いがついている日ほど、動く前に一度だけ左右を見る。
ほんの少しの用心が、君の行動力をもっと確かなものにしてくれます。

何度でも立て直す再構築の力

この度数の人は、一度きりの成功より、何度でも立て直せる強さを持っています。

大きな変化がやってきたとき、多くの人は元の形に戻そうとします。
でもこの度数の人は、「元に戻す」より「新しくつくる」を選べる。
だから、変化のあとに、前よりいい場所ができていくんです。

会社のリニューアルでも、暮らしの立て直しでも。
君がいると、ばらばらだったものが、またひとつにまとまっていきます。

ちょっとだけクセ

旅行の予定が雨でつぶれると、なぜか少しワクワクしている。
料理で材料が足りないと、冷蔵庫の残りで別のメニューをつくりはじめる。
予定外を楽しめるのは、君のいちばんの強さですよ。

こわれた車のそばで、もう次の道を考えはじめている人。
君の手の中で、ばらばらのかけらが新しい形になっていきます。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋