蟹座7度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Two fairies on a moonlit night

月夜に、二人の妖精がいる。

重い空気をふわりと軽くする、想像力ゆたかな癒しの魔法使い

キーワード

「浮上(ASCENDANCY):重い気持ちの上へ、君は軽やかに浮かびあがれる」

「想像力」「癒し」「ファンタジー」「軽やかさ」「夢」「心の翼」

目指す方向性

  • 疲れた日は、好きな物語や音楽で心を軽くすること。
  • 頭に浮かんだ空想を、絵や文章、歌などの形に残すこと。
  • 人の気持ちを軽くする、癒しや表現の仕事を育てること。
  • 重い話の場で、ユーモアや明るい見方をそっと差し出すこと。
  • 空想で元気をもらったら、現実の用事にもちゃんと戻ること。

シンボルを読む

重い気持ちから浮かびあがる力

7度のキーワードは「浮上」。
この度数の人は、重い気持ちの上へ、軽やかに浮かびあがれる力を持っています。
しずんだ空気の中でも、君の心には、ふわりと羽が生えるんです。

蟹座は、水のサインの活動宮。
そして、蟹座を受け持つ星は月です。
月は、気持ちや心の奥を表す星。
7度は、月の光の下で心を自由に遊ばせる度数。
想像の力で、心を元気にしていくんです。

たとえば、こんな物語があります。

長い冬の、寄宿学校。
子どもたちは、家が恋しくて、夜になると眠れずにいました。
よく晴れたある晩、寮母の女性が、ろうそくを手に部屋へやってきます。
「窓の外の月にはね、二人の妖精が住んでいるの」
その夜から、彼女は毎晩、妖精たちの冒険を少しずつ話して聞かせました。
子どもたちは、続きを楽しみに、笑いながら眠るようになりました。

この度数の人は、想像の力で、誰かの重い夜を軽くしてあげられるんです。

想像力で心を癒す力

この度数の人は、想像力ゆたかな人です。
目の前にない景色を思い描いて、そこに人を連れていける。

月の光は、昼の光とちがって、やわらかい。
細かいところをぼかして、世界をやさしく見せてくれます。
この度数の人の想像力も、きびしい現実を、少しやさしい色に塗りかえる力を持っています。

それは、逃げることとはちがいます。
心が軽くなるから、また現実に向き合える。
だから、この度数の人の空想は、人を癒す力になるんです。

空想の世界が心地よすぎて、やるべきことが遠くなる夜もあります。
でも、心の翼は、飛んで戻ってくるためにあるもの。
空想でもらった元気を、明日の用事に持っていけば、それで十分です。

二人でいると広がるファンタジー

場面の妖精は、二人でいます。
ひとりで見る夢より、誰かと分かち合う夢のほうが、ずっと大きく広がっていく。

この度数の人は、人と一緒に夢を育てるのが得意です。
「こうだったらいいね」と話すうちに、相手の顔まで明るくなっていく。
その軽やかさが、まわりを元気にしていきます。

物語を書く人、絵を描く人、音楽をつくる人。
そうでなくても、君のひと言で、誰かの一日がふっと明るくなる。
それが、この度数の人の魔法なんですよね。

ちょっとだけクセ

待ち合わせで一人になると、道行く人の人生を勝手に想像している。
満月の夜は、なんとなく窓を開けて空を見上げてしまう。
頭の中は、いつも小さな物語でにぎやかです。

月の光の中で、二人の妖精が遊んでいる。
今夜の空にも、あの二人がいるかもしれません。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋