山羊座1度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A Native American chief demanding recognition

アメリカ先住民の長(おさ)が、ふさわしい敬意を求めている。

ぶれない信念で人に認められていく、筋を通す本物のリーダー

キーワード

「一徹(INFLEXIBILITY):ぶれない信念と品格で、君は人に認められていく」

「威厳」「信念」「リーダーシップ」「誇り」「存在感」「筋を通す」

目指す方向性

  • 自分が大事にしている考えを、はっきり言葉にしておくこと。
  • 立場や肩書きより、積み上げた実績で信頼を得ること。
  • 責任ある役目を、若いうちから引き受けてみること。
  • ゆずれない一線と、ゆずっていい細かいことを分けておくこと。
  • 認めてほしいときは、遠慮せずに自分の仕事を見せること。

シンボルを読む

ぶれない信念で認められる力

1度のキーワードは「一徹」。
この度数の人は、一度決めた考えを、簡単には曲げない信念を持っています。
流れに合わせて意見を変えないから、時間がたつほど「あの人の言うことなら」と信頼されていくんです。

山羊座は、地のサインの活動宮。
地は目に見える形や現実、活動宮は自分から動いて始める力のことです。
そして1度は、冬至の日に始まる山羊座のいちばん最初。
一年でいちばん夜が長い日から、光が少しずつ戻ってくる。
その最初の一歩を、ぶれない足どりで踏み出す度数なんです。

場面の長は、自分の民の誇りを背負って立つ人。
求めているのは、守ってきたものにふさわしい敬意です。

たとえば、こんな人がいます。

山あいの町の役場。
古い橋のかけかえを話し合う会議で、若い技術者の女性が手を挙げました。
「この予算では、安全の基準に届きません」
部屋が静かになり、「もう少し柔軟に」という声も出ます。
それでも彼女は、調べてきた数字を一枚ずつ机に並べて、同じことを言い続けました。
一年後、完成した橋の開通式で、町長は彼女の名前を最初に呼びました。

この度数の人は、筋を通しつづけることで、まわりの信頼と敬意を手にしていけるんです。

品格のあるリーダーシップ

この度数の人は、声の大きさで人を動かしません。
ふだんのふるまいに品格があるから、自然と人の前に立つことになるんです。

山羊座の守護星は土星。
土星は、時間と責任と、積み上げを表す星です。
この度数の人のリーダーシップも、約束を守り、引き受けたことをやりとげる毎日から育ってきたもの。
その積み重ねが、存在感になっていきます。

「頑固だね」と言われても、それでいいんです。
ゆずらない芯があるから、君のまわりの人は安心して寄りかかれます。

ただ、誇りが強い分、小さなことまで「ゆずれない」の箱に入れてしまうこともあります。
ほんとうに守りたい一線はどこか。
それが見えていると、君の一徹さはぐっと大きな力になります。

誇りを持って立つ存在感

この度数の人は、自分の価値を知っています。
そして、人の価値も認められる人です。

自分の誇りを大事にしている人は、相手の誇りも踏みにじりません。
だから、君が認めた人は、もう一段がんばろうと思える。
人の上に立つときにいちばん大事な力を、この度数の人は最初から持っているんです。

山羊座の旅は、ここから30度かけて、高い山の頂上へ向かいます。
その入口に立つのが、誇りを胸に背すじを伸ばした人。
君の存在感は、そのまま山羊座全体の顔なんです。

ちょっとだけクセ

会議で話がずれていくと、つい「最初の目的はなんでしたっけ」と言ってしまう。
一度「ここはもう行かない」と決めたお店には、セールの日でも入らない。
その曲げなさこそ、君がいちばん頼られる理由です。

背すじを伸ばし、ふさわしい敬意を求めて立つ長。
その静かな威厳が、冬至の朝の最初の光と重なります。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋