射手座30度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

The Pope

ローマ教皇。

自分をこえた使命に身をささげる、多くの人の心のよりどころ

キーワード

「神聖(SANCTITY):自分をこえた大きな役目に、君はまるごと身をささげられる」

「奉仕」「精神性」「人類愛」「影響力」「器の大きさ」「崇高さ」

目指す方向性

  • 自分ひとりの成功より、多くの人のためになる道を選ぶこと。
  • 長く続く形で、社会に力を差し出すこと。
  • 目に見えない心の世界を、大切にすること。
  • 大きな影響力を、人を支えるために使うこと。
  • 信じるもののために、堂々と立つこと。

シンボルを読む

大きな役目に身をささげる力

30度のキーワードは「神聖」。
この度数の人は、自分をこえた大きな役目に、まるごと身をささげられる人です。
「自分のため」を越えたところで、いちばん深い力が出るんです。

射手座は、火のサインの柔軟宮。
火は心を高める情熱、柔軟宮は多くの人の考えを受けとめる広さのことです。
射手座は、哲学や信仰、人生の意味を探しつづける星座。
守護星の木星も、心を大きく広げる星です。

30度は、射手座の最後の度数。
旅してきた理想と知恵を、多くの人のために差し出して、次の山羊座へ手わたしていく場所です。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

石だたみの大きな広場。
夜明け前から、国も言葉もちがう人たちが集まってきました。
旅行かばんを持った若者、杖をついた老人、肩車された子ども。
やがて、正面の建物の窓がひらき、白い服の人が姿を見せます。
広場は、すっと静かになりました。
短い祈りの言葉のあと、見知らぬ人どうしが、となりの人と手を取り合っていました。

ひとりの人がささげた祈りが、たくさんの人の心をひとつにする。
この度数の人は、自分を差し出すことで、多くの人をつなぐ力を持っているんです。

人を支える影響力

この度数の人には、自然と人を引きつける大きさがあります。
その影響力を、君は人を支えるために使えるんです。

本当は、誰かの役に立っているときがいちばん満たされるんですよね。
その気持ちが、長く続く奉仕の力になっていきます。

心の世界を大事にする力

この度数の人は、目に見えないものの大切さを知っています。
祈り、信じる心、人の思い。
そういうものに敬意をはらえる人です。

ときには、役目の大きさに引っぱられて、自分を大きく見せたくなる日もあるかもしれません。
そんな日は、最初に「誰のために」と思ったのかを、思い出してみてください。
その答えが、君をいつも本来の場所へ戻してくれます。

ちょっとだけクセ

人の相談にのると、気づけば人生の話にまで広がっている。
募金箱を見かけると、つい小銭をさがしてしまう。
大きな愛が、日常のあちこちからこぼれています。

白い衣をまとい、静かに祈りの言葉を口にするローマ教皇。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋