射手座29度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A fat boy mowing the lawn

ふくよかな男の子が、芝生を刈っている。

どんな役目も自分ごとにして、手際よくやりとげる頼もしい仕事人

キーワード

「参加(PARTICIPATION):目の前のことに自分から加わると、君は落ち着いてやりとげられる」

「当事者意識」「手際」「コツコツ」「責任感」「地道さ」「やりとげる力」

目指す方向性

  • 人まかせにせず、自分から手をあげること。
  • 手ごわい仕事ほど、段取りを組んで落ち着いて進めること。
  • 地道な作業を、自分なりに工夫して楽しむこと。
  • 引き受けたことは、最後まで見届けること。
  • 形だけこなさず、どの作業にも身を入れること。

シンボルを読む

自分から加わる力

29度のキーワードは「参加」。
この度数の人は、目の前のことに自分から加わって、落ち着いてやりとげられる人です。
見ているだけより、やってみる側にいたい。
その当事者意識が、君をどんどん頼もしくしていくんです。

射手座は、火のサインの柔軟宮。
火は行動力、柔軟宮はその場に合わせて動き方を変える器用さのことです。
遠くの理想を追う射手座ですが、終わりが近いこの度数では、足もとの仕事にしっかり手をかける力が育ちます。
次の山羊座は、現実を形にする星座。その準備が、もう始まっているんです。

夏の土曜日のことです。

郊外の住宅街。
男の子は、となりの家の芝刈りを引き受けました。
はじめは、暑いしめんどうだし、早く終わらせたいだけでした。
でも途中で、行きと帰りで刈る向きを変えると、芝生にきれいなしま模様ができることに気がつきます。
男の子は、夢中で庭を往復しました。
夕方、となりの人が庭を見て目を丸くします。
「こんなにきれいになったのは、はじめてだよ」

いやいや始めたことでも、身を入れた瞬間から自分の仕事になる。
この度数の人は、どんなことも「自分のこと」にして、手際よくやりとげられるんです。

落ち着いた手際のよさ

この度数の人は、あわてません。
むずかしい仕事ほど、段取りを組んで、ひとつずつ片づけていける。

その落ち着きが、まわりを安心させます。
手ごわい場面で「任せていい?」と頼られるのは、君なんです。

人まかせにしないのは、責任感が強いからだけではありません。
自分の手でやったほうが、その仕事をもっと好きになれると知っているから。
加わった瞬間から、目の前のことが「君の仕事」に変わるんです。

地道さを楽しむ力

同じ作業のくり返しも、この度数の人にかかれば、工夫の場になります。
もっと速く、もっときれいに。
地道なことを楽しめる人は、強いです。

気持ちがのらない日は、手だけ動いて心が留守になりがち。
そんな自分に気づいたら、今やっていることの中に、小さな面白さを探してみて。
それが見つかったとたん、君はまた本気になれます。

ちょっとだけクセ

頼まれた片づけのはずが、気づけば棚の配置まで変えている。
単純作業をしていると、自己ベストを更新したくなる。
やるからには本気、の人なんです。

刈りたての芝生のにおいの中で、芝刈り機を押していく男の子。

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