射手座28度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An old bridge over a beautiful stream

美しい小川にかかる、古い橋。

良いものを長く守りつづけ、人と人をつなぐ信頼のかなめ

キーワード

「保全(CONSERVATION):良いものを長く保つ力で、君はみんなに頼りにされる」

「信頼」「持続」「伝統」「安定」「橋渡し」「守り続ける力」

目指す方向性

  • 長く続いてきた良いものの価値を、言葉にして伝えること。
  • 新しいものと古いものを、上手に組み合わせること。
  • ちがう意見の人どうしの、橋渡し役になること。
  • 手入れを続けることを、立派な仕事として誇ること。
  • 守るだけでなく、守ったものを次の人に渡すこと。

シンボルを読む

良いものを長く保つ力

28度のキーワードは「保全」。
この度数の人は、良いものを長く保ちつづけられる人です。
人間関係も、仕事のやり方も、君が手をかけたものは長持ちする。
だから、まわりから頼りにされるんです。

27度で時をこえるものをつくった人が、28度では、それを守りつづける役目につきます。

射手座は、火のサインの柔軟宮。
火は探求する心、柔軟宮はちがうものどうしを結びつける力のことです。
新しいことが好きな射手座ですが、この度数では、その探求心が「昔からあるものの良さ」に向かいます。

思いうかべてほしいのは、山あいの村です。

澄んだ小川の上に、古い石の橋がかかっています。
春が来るたびに、村の人たちは集まって、ゆるんだ石を一つずつ積み直してきました。
ある年、「鉄の新しい橋にかけかえよう」という話が持ち上がります。
橋の手入れを長く続けてきた男の人は、古い石の橋の横に、細い鉄の手すりをつけることを提案しました。
話し合いの夜、はじめは反対していた人たちも、最後にはうなずいていました。

古いものをこわさず、新しいものを足して生かす。
この度数の人は、いろいろな願いを組み合わせて、みんなが安心できる形で守れるんです。

橋渡しをする力

この度数の人は、人と人のあいだに立つのが上手です。
考え方のちがう人どうしでも、「ここなら同じだね」という場所を見つけられる。

君がいると、話し合いがまとまりやすくなる。
両方の言い分を、ちゃんと知ろうとするからです。

古いものを大事にする人と、新しいものを試したい人。
そのどちらの気持ちもわかるから、君はちょうど橋のように、二つの岸をつなげられるんです。

守りつづける誇り

手入れは、目立たない仕事です。
でも、この度数の人は、その大切さをよく知っています。
毎日の水やり、季節ごとの点検、ひさしぶりの人への連絡。
小さな手入れを続けたものだけが、何十年先まで残っていくんです。

守ることに安心しすぎると、自分から動く力が眠ってしまうことも。
年に一度でいいので、「新しく足せるものは何かな」と考える日をつくる。
それが、君の守るものを、もっと長生きさせてくれます。

ちょっとだけクセ

お気に入りのお店には、十年通っても飽きない。
古い道具を捨てられず、直して使うのがちょっとした自慢。
長く大事にできることが、君のいちばんの才能です。

美しい小川の上に、今日も古い橋がかかっている。
その上を渡る足音の数だけ、君は信頼されています。

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