山羊座28度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A large aviary

大きな鳥小屋(たくさんの鳥を放し飼いにする、広いおり)。

いろんな人の居場所をつくる、懐の深いコミュニティビルダー

キーワード

「共同体(COMMUNITY):自分のことをみんなのことにして、君は大きな輪を育てられる」

「共生」「多様性」「面倒見」「にぎわい」「公共心」「輪を広げる」

目指す方向性

  • 自分の得意を、みんなの役に立つ形にすること。
  • ちがう個性の人たちが、いっしょにいられる場をつくること。
  • 人を集めて、にぎわいを生む仕事をすること。
  • 自分の好きなことを、仲間と分かち合える形に広げること。
  • 人の世話と同じくらい、自分の居場所も大事にすること。

シンボルを読む

大きな輪を育てる力

28度のキーワードは「共同体」。
この度数の人は、自分のことをみんなのことにして、大きな輪を育てられる人です。
君のまわりには、いつの間にか人が集まってくるんです。

山羊座は、地のサインの活動宮。
地は、人が安心して暮らせる土台をつくる力。
活動宮は、自分から声をかけて場を立ち上げる力のことです。
守護星の土星は、社会の仕組みや決まりをつかさどる星。
みんなが気持ちよく過ごせるルールづくりも、この度数の人の得意分野です。

こんな話があります。

町はずれの空き地に、共同の菜園がありました。
はじめは、ある女の人がひとりで耕していた小さな畑です。
トマトが余ったので、となりの家に配りました。
次の年、となりの家の子が手伝いにきて、その次の年には、ハーブを育てたい人、ベンチを作りたい人、ただ話をしに来る人まで集まってきました。
今では週末になると、いろんな言葉とにぎやかな笑い声が、畑じゅうに響いています。

ひとりの畑が、町のみんなの庭になる。
この度数の人は、自分の好きなことを、みんなの幸せにつながる形に広げることができるんです。

ちがいを生かす力

大きな鳥小屋には、色も声もちがう鳥たちが、いっしょに暮らしています。
この度数の人も、ちがう個性をまとめるのが上手です。

話の合わない二人のあいだに入って、共通の話題を見つけられる。
新しく来た人を、自然に輪の中へ招き入れられる。
初めての人が「ここにいていいんだ」と思える空気を、つくれる人です。

似た人だけで集まるより、いろんな人がいるほうがおもしろい。
それが君の自然な気持ちです。
ちがいがあるからこそ、場がにぎやかに育っていくんです。

面倒見のよさ

困っている人を見ると、君は放っておけません。
その面倒見のよさが、輪をどんどん広げていきます。

世話を焼くのに夢中で、自分の巣づくりがあと回しになっていないか。
それだけは、ときどき確かめておくといいですね。
自分の居場所が整っていると、君はもっと気持ちよく人を迎えられます。

ちょっとだけクセ

集まりの帰りぎわ、全員が帰り道をわかっているか気になってしまう。
グループの連絡係を、気づけばいつも引き受けている。
みんながそろうと、いちばんうれしそうなのが君です。

いろんな色の羽とさえずりで満ちた、大きな鳥小屋。
扉の向こうから、今日も新しい羽音が近づいてきます。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋