双子座26度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Winter frost in the woods

冬の森に、霜がおりている。

古いものを美しく見送って、次の季節の場所をあける幕引きの演出家

キーワード

「輝き(SPLENDOR):ひとつの季節を美しく終えて、君は次の始まりを迎えられる」

「区切り」「美しさ」「手放し」「静けさ」「浄化」「再生の準備」

目指す方向性

  • 終わりが来たことを、きちんと受けとめること。
  • やめるときこそ、ていねいに、美しく片づけること。
  • 役目を終えたものに、ありがとうを言ってから手放すこと。
  • 大事なものは残して、次の季節に持っていくこと。
  • 静かな時間を、次の準備の時間として使うこと。

シンボルを読む

美しく終わらせる力

26度のキーワードは「輝き」。
この度数の人は、ひとつの季節を美しく終わらせて、次の始まりを迎えられる人です。
終わりの場面でこそ、その人らしい品のよさが光るんです。

双子座は、風のサインの柔軟宮。
柔軟宮は、季節の変わり目にあたる星座のグループです。
ひとつの流れを終えて、次の流れに渡していく役目を持っています。
そこに風の知性が加わると、「何を残して、何を手放すか」を落ち着いて見きわめられるんです。

双子座の終わりが近づく26度では、ここまでの流れに区切りをつけていきます。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

山すその静かな森。
ある冬の朝、一晩の冷えこみで、森じゅうが霜におおわれました。
落ち葉も、枯れ草も、細い枝の先まで、白く光っています。
散歩に来た女の人が、息をのんで立ち止まりました。
秋のあいだ、足もとに散らかっていた落ち葉が、今朝はまるで銀細工のよう。
その落ち葉は、やがて土にかえって、春の芽を育てていきます。

同じ落ち葉でも、終わり方しだいで、こんなに美しくなる。

この度数の人は、「終わり」を、次の始まりの準備に変えられるんです。

見きわめて、手放す

この度数の人は、区切りをつけるのが上手です。
続けるもの、やめるもの、人に渡すもの。
頭の中で整理して、ためらわずに決められます。

その手放し方には、冷たさがありません。
役目を終えたものにちゃんと感謝して、きれいに送り出せる。
だから、まわりの人も気持ちよく次へ進めるんです。

静けさの中で準備する

霜の森は、音がしないほど静かです。
でも、その土の下では、次の季節の準備が進んでいます。

この度数の人も、静かな時間を大事にできる人。
表に出ない時期に、次の自分をしっかり整えられます。

すっきりさせたい気持ちが強い日は、まだ使えるものまで手放したくなることもあります。
迷ったものは箱にまとめて、ひと月だけ置いてみてください。
それでも気にならなければ、そのとき手放せばいいんです。

ちょっとだけクセ

年末でもないのに、急に引き出しを全部ひっくり返して片づけはじめる。
使い終わったノートを捨てる前に、最初から最後まで読み返してしまう。
片づけ終わるたびに、心までひと回り軽くなっているはずです。

冬の森に、しんとおりた霜。
終わりの季節の静けさの中で、次の芽はもう準備を始めています。

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