双子座27度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A Romani traveler coming out of the forest

旅して暮らす民(ロマの人)が、森から出てくる。

自分の手でつかんだ豊かさを、出会った人と気前よく分け合う自由人

キーワード

「還元(EXPENDITURE):自分の手で得たものを、君は気持ちよく分け合える」

「おおらかさ」「開放感」「ありのまま」「分け与える力」「つかみとる力」「喜び」

目指す方向性

  • 自分の足で動いて、自分の手で豊かさをつかむこと。
  • 手に入れたものを、惜しまずまわりと分け合うこと。
  • 型にはまらない、自分らしい暮らし方を選ぶこと。
  • 旅や新しい土地で見つけたものを、人に手渡すこと。
  • 自由を大事にしながら、人とのつながりも大事にすること。

シンボルを読む

自分の手でつかんで、分け合う力

27度のキーワードは「還元」。
この度数の人は、自分の足で動いて手に入れたものを、気持ちよく分け合える人です。
豊かさを、ひとりじめしないんです。

双子座は、風のサインの柔軟宮。
風は、ひとつの場所にとどまらずに行き来する力。柔軟宮は、行った先の暮らしに合わせて自分を変えられる力のことです。
あちこちで見たもの、覚えたことを、別の場所へ運んでいけるのは、双子座ならではです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

森をぬけた先の、小さな村の広場。
朝の霧の中から、一台の馬車がゆっくり出てきました。
旅をしながら暮らしている一家です。
荷台には、森で摘んだ木いちごと、道中の町で分けてもらった花の種がいっぱい。
一家は広場に布を広げると、子どもたちに木いちごを配り、畑の人たちに花の種を手渡しはじめました。
夕方には、村の人たちもりんごやチーズを持ち寄って、広場は小さなお祭りのようになっていました。

自分たちの足で集めたもの。それを、出会ったその日に分け合えた。

この度数の人は、自分の手で得たものを、出会いを楽しくする力に変えていけるんです。

おおらかな自由

この度数の人は、とてもおおらか。
決まった型より、自分に合う暮らし方を自分で選びたい人です。

旅が好き、新しい土地が好き、知らない人と話すのが好き。
その自由な感覚が、君をいきいきさせます。
ひとつの場所に落ち着かない自分のことも、ちゃんとわかっていて、それを楽しめるんです。

分け合う喜び

この度数の人は、人に何かを手渡すとき、いちばんうれしそうな顔をします。
知っていること、作ったもの、旅で見つけた話。
「これ、よかったら」と差し出すのが、ごく自然にできるんです。

自由を大事にするあまり、身近な約束や、ふだんのお付き合いがあと回しになることもあるかもしれません。
そういうときは、帰る場所の人たちに、旅の話を持って会いに行ってみてください。
自由とつながりの両方を持てたとき、君の豊かさはもっと大きくなります。

ちょっとだけクセ

手作りのジャムや野菜をもらうと、すぐに「これ、誰に分けよう」と考えている。
いいお店を見つけると、次の日にはもう三人に教えている。
うれしいことは分けたくなる、君の気前のよさです。

森から出てくる、旅して暮らす民。
両手に抱えたものを分け合うとき、君の豊かさはいちばん大きくなります。

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