双子座29度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

The first mockingbird in spring

春いちばんに鳴く、マネシツグミ(ほかの鳥の声をまねる鳥)。

ひと声でまわりのやる気を呼びさます、元気の火付け役

キーワード

「目覚め(QUICKENING):君の声が、まわりの元気を呼びさます」

「盛り上げ上手」「励まし」「活気」「先がけ」「おしゃべり」「呼びかける力」

目指す方向性

  • 自分から先に「おはよう」「いいね」と声をかけること。
  • まわりのいいところを見つけて、言葉にして伝えること。
  • 新しい季節や企画の、最初のひと声になること。
  • 聞いたこと、覚えたことを、自分の言葉で話しなおすこと。
  • 話すのと同じくらい、人の声にも耳をかたむけること。

シンボルを読む

元気を呼びさます声

29度のキーワードは「目覚め」。
この度数の人は、自分の声で、まわりの元気を呼びさませる人です。
君が話しだすと、場の空気がぱっと動きだすんです。

双子座は、12星座の中でも「言葉」を担当する星座。
風のサインの軽やかさと、柔軟宮の切りかえの速さで、相手に合わせた言葉をすぐに見つけられます。

29度は、双子座の知性と言葉が、いちばん豊かに育った場所。
その言葉が、今度は人の心を動かす「声」になっていきます。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

まだ風の冷たい、早春の朝。
小さな町の並木道で、一羽のマネシツグミが鳴きはじめました。
ヒバリの声、ナイチンゲールの声、遠くの教会の鐘の音まで、次々にまねて歌います。
窓を開けた花屋のおかみさんが、「あら、もう春ね」と笑いました。
その声につられるように、ほかの鳥たちも鳴きはじめ、通りの家の窓が一つ、また一つと開いていきました。

いちばんに歌ったのは、いろんな声を知っている鳥でした。

この度数の人は、たくさん聞いて覚えた言葉を、人を元気にする声に変えられるんです。

励まし上手

この度数の人は、励まし上手。
相手がいちばんほしい言葉を、ちょうどいいタイミングで届けられます。

「その考え、いいね」「やってみたら?」
君のそのひと声で、止まっていた人が動きだすことがよくあります。
人を元気にしているとき、君自身もいちばん元気なんです。

まねて、自分の歌にする力

マネシツグミは、ほかの鳥の歌をまねて、自分だけのメドレーにします。
この度数の人も、聞いたこと、読んだこと、見たことを、すぐに自分のものにできます。

覚えた言葉を組み合わせて、新しい話にする。
それは、話す仕事、教える仕事、書く仕事で、大きな武器になります。

話が盛り上がってくると、ついマイクを離さなくなるのも、この度数の人。
そんなときは、話の終わりに「君はどう?」とバトンを渡してみてください。
みんなの声が重なったとき、君の歌はもっとにぎやかになります。

ちょっとだけクセ

好きなドラマのセリフを、気づけば日常でまねしている。
話したいことがありすぎて、話題が三回くらい飛ぶ。
しゃべりだしたら止まらないのも、君の元気のもとです。

春いちばんに鳴く、マネシツグミ。
君のひと声で、まわりの季節が動きだしますよ。

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