獅子座1度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A case of apoplexy

思いがけない発作に、見舞われた人。

止められない情熱で、夢を今日の一歩に変えていく本気のパイオニア

キーワード

「圧倒(IRRESISTIBILITY):止めようのない熱が、君を前へ押し出す」

「情熱」「野心」「行動力」「本気」「突破力」「熱量」

目指す方向性

  • 大きな野心を、恥ずかしがらずに口に出すこと。
  • 熱が入った分野には、時間もお金も思いきって注ぐこと。
  • 本気でやっている姿そのものを、仕事の看板にすること。
  • 燃えつきる前に休み、また火をおこせる暮らし方をつくること。
  • 何歳になっても、胸が熱くなる挑戦を持ち続けること。

シンボルを読む

止めようのない情熱で動く力

1度のキーワードは「圧倒」。
この度数の人は、心に火がついたら、もう誰にも止められない情熱を持っています。
考えるより先に、体が前に出ているんです。

獅子座は、火のサインの固定宮。
火は情熱と自己表現、固定宮はその火を燃やし続ける力のことです。
そして1度は、獅子座30度のいちばん最初。
蟹座で内側にためてきた熱が、はじめて外へあふれ出す瞬間なんですよね。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

雨の午後の図書館。
静かに本を読んでいた青年が、あるページで手を止めました。
胸の奥から、急に熱いものがこみあげてくる。
「これだ」
彼は本を閉じると、傘も持たずに外へ飛び出していきました。
その夜、彼の部屋の明かりは、朝まで消えませんでした。

あの青年のように、「やりたい」と思った瞬間から、目の色が変わる。

この度数の人は、思いがけずやってきた情熱を、そのまま行動力に変えられるんです。

夢を今日の暮らしに持ちこむ本気

この度数の人は、夢を遠くに置いておきません。
大きな野心を、今日の暮らしの中で形にしていける人です。

火のサインは、思いを外に出してこそ輝きます。
しまっておくと、かえって苦しくなるんですよね。

だからこの度数の人は、夢を語るだけで終わらせたくない。
朝起きて、仕事をして、ごはんを食べる。
その毎日のすきまに、本気の一歩を入れていきます。

「そんなに急がなくても」と止められても、足はもう前に出ているはず。
君の本気は、動いているときにこそクリエイティブになるんです。

ときには、熱が強すぎて、相手のペースを追いこしてしまう日もあるかもしれません。
そんな日は、説得するより、やっている背中を見せてみてください。
それだけで、君の熱はちゃんと伝わっていきます。

まだない道をひらく突破力

この度数の人には、まだ誰も歩いていない道を、最初に歩く力があります。

獅子座の入り口にいるということは、獅子座の熱を生まれたての温度のまま持っているということ。
迷いや計算より、「やりたい」が先にくるんです。

だから、前例がないことほど燃えるんですよね。
誰かが作った地図より、自分で切りひらいた道を歩きたい。

その突破力は、あとから来る人の勇気にもなります。
君が先に飛びこんだから、「私もやってみよう」と思える人がいる。
パイオニアって、そういう存在なんです。

ちょっとだけクセ

新しいアイデアを思いつくと、夜中でも目がさえて眠れなくなる。
習いごとを始めると、道具を初日に全部そろえてしまう。
それだけ、心の火がいつも元気に燃えているんです。

雨の中へ飛び出していった、あの青年の背中。
胸にこみあげる熱が、獅子座の物語の幕をあけていきます。

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