魚座20度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A table set for an evening meal

夕ごはんの支度がととのった食卓。

いつもの暮らしの豊かさを味わい、人を迎え入れる心あたたかなホスト

キーワード

「親しみ(FAMILIARITY):いつもの暮らしの豊かさに、君は感謝できる」

「感謝」「団らん」「ぬくもり」「満ち足りる」「日常」「おもてなし」

目指す方向性

  • いつもの暮らしの中にある豊かさに、気づくこと。
  • 大切な人と囲む時間を、何より大事にすること。
  • 「ありがとう」を、毎日の習慣にすること。
  • 誰かがほっとできる場所を、自分の手でつくること。
  • 満ち足りた気持ちを、まわりにも分けていくこと。

シンボルを読む

いつもの暮らしを味わう力

20度のキーワードは「親しみ」。
この度数の人は、いつもの暮らしの中にある豊かさを、しみじみ味わえる人です。
特別なことがなくても、「今日もいい日だった」と思えます。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は心をうるおすやさしさ、柔軟宮はどんな人も自然に受け入れる、やわらかさのことです。
守護星の木星は、恵みの星。
この度数では、その恵みが、毎日の食卓や団らんの形であらわれます。
20度は、魚座のまん中の締めくくり。
11度から探してきた大きな光が、じつは毎日の暮らしの中にあったと気づく場所です。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

雨の降る夕方、坂の上の一軒家。
台所から、スープのいいにおいがただよってきます。
テーブルには、ふぞろいのお皿と、ろうそくが一本。
ずぶぬれで帰ってきた息子と、仕事帰りのお父さん、それからとなりに越してきたばかりの青年。
「ちょうど一人分多く作ったの」と、お母さんが椅子を引きました。
湯気のむこうで、青年のかたい顔が、少しずつほどけていきました。

ごちそうでなくても、囲む人がいれば、それはりっぱなおもてなし。

この度数の人は、いつもの暮らしを、人がほっとできる場所に変えることができるんです。

感謝できる人のところに、人は集まる

この度数の人は、「ありがとう」をたくさん言える人です。
ごはんがおいしい、今日も家族が元気、友だちから連絡がきた。
小さなことに感謝できるから、心がいつも満ち足りています。
ごはんを「おいしいね」と言い合える相手がいること。
それを当たり前と思わずにいられるのが、君の強さです。

その満ち足りた空気に、人は引き寄せられます。
君の家や君のそばが、みんなの帰ってきたくなる場所になっていくんです。

満ちているときほど、目をくばる

暮らしがうまく回っていると、心がゆったりします。
その安心は、君が大事に育ててきたものです。

ただ、満ち足りているときほど、自分のまわりだけで世界が閉じてしまいやすいもの。
食卓に空いている椅子があったら、それは誰かを呼ぶ合図。
招いた人の数だけ、食卓のぬくもりは、もう一回り広がっていきます。

ちょっとだけクセ

友だちが遊びに来ると、いつのまにかテーブルにお茶とお菓子が並んでいる。
「うちで食べていけば?」が、ほとんど口ぐせになっている。
そのひと言で、何人もの人がほっとしてきたはずです。

夕ごはんの支度がととのった食卓。
ろうそくの灯りの下で、椅子を引く音が、今夜もにぎやかにそろいます。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋