場面
A master instructing his pupil
師匠が、弟子に教えている。
じっくり確かめて物事の本質を明かす、根気と洞察の名教師
キーワード
「解明(ELUCIDATION):じっくり確かめて、君は物事をわかりやすく明らかにできる」
「教える力」「洞察」「根気」「師弟」「わかりやすさ」「統率力」
目指す方向性
- わからないことを、根気よく調べて明らかにすること。
- 知っていることを、相手に合う言葉で伝えること。
- 人の気持ちを深く理解して、教え方を変えていくこと。
- 学ぶ側の気持ちを、いつまでも忘れないこと。
- 教えることで、自分の理解もさらに深めること。
シンボルを読む
わかりやすく明らかにする力
19度のキーワードは「解明」。
この度数の人は、こみ入ったことをじっくり確かめて、わかりやすく明らかにできる人です。
教える力と、人を導く力の両方を持っています。
魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は相手の気持ちに寄りそう共感、柔軟宮は相手に合わせて伝え方を変えられる力のことです。
だから、同じことでも、相手がいちばん受けとりやすい言葉を選べるんです。
魚座のまん中も終わりに近いこの度数は、ここまで深めてきたものを、人に手渡すところです。
こんな庭の話があります。
丘の上のお屋敷の、広いバラ園。
年をとった庭師の親方が、入ったばかりの弟子に、はさみの使い方を見せています。
「どうして、ここで切るんですか」と弟子が聞きました。
親方は答えを言うかわりに、切り口の上の小さな芽を指さします。
「来月、この芽がどっちを向いて伸びるか、見ていてごらん」
ひと月後、弟子はバラの枝の前で、思わず声をあげました。
答えを渡すより、自分で気づけるように道をつける。
この度数の人は、相手の中に「わかった!」を育てることができるんです。
根気よく確かめる洞察力
この度数の人は、すぐに結論を出しません。
気になったことは何度も確かめて、しくみの奥まで見ようとします。
その根気があるから、君の説明には筋が通っています。
人の気持ちの動きにも目が届くので、「この人は、ここでつまずいているんだな」と気づける。
仕事でも、子育てでも、君がそばにいると、まわりの理解がぐっと深まります。
わからないことに出会うと、ワクワクしてしまうのも、この度数の人らしさ。
調べて、確かめて、「そういうことか」とつながった瞬間が、何よりうれしい。
その喜びを知っているから、人にも同じ瞬間を届けたくなるんですね。
知識より、伝わることを大事に
知っていることが増えると、つい全部話したくなります。
むずかしい言葉や決まりごとを並べて、ちょっと得意になってしまうことも。
答えは、目の前の人の顔に書いてあります。
相手の目が輝いたかどうかが、君の教え方の本当の成績表です。
ちょっとだけクセ
人に道を聞かれると、目印まで細かく説明しすぎてしまう。
説明がうまく伝わった日は、一日じゅう機嫌がいい。
教える喜びが、しっかり顔に出るタイプです。
師匠が、弟子のとなりで、もう一度ゆっくり手もとを見せている。
その横で、弟子の目が少しずつ明るくなっていく。