魚座18度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A gigantic tent

とても大きなテント。

いろんな力を目的へまとめ、みんなの出番をつくる懐の深い総監督

キーワード

「配分(APPORTIONMENT):いろんな人の力を、君はひとつの目的のもとにふり分けられる」

「プロデュース」「役割分担」「包容力」「チーム」「舞台づくり」「多様性」

目指す方向性

  • いろんな人の得意を見つけて、合う役割を任せること。
  • 大きな目的を掲げて、みんなの力を集めること。
  • 誰もが居場所を感じられる場を、つくること。
  • ちがいの多いチームを、ちがいのまま生かすこと。
  • 自分が目立つより、みんなの出番を増やすこと。

シンボルを読む

みんなの力をまとめる包容力

18度のキーワードは「配分」。
この度数の人は、いろんな人の力を見わけて、ぴったりの場所に置ける人です。
ばらばらだった人たちが、君のもとでは、同じ目的に向かうチームになっていきます。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水はどんな形の器にもなじむ受け入れ力、柔軟宮はいろんなものを混ぜ合わせる力のことです。
守護星の木星は、広がりと寛大さを表します。
大きなテントのように、たくさんの人を包みこめる懐の深さがあるんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

野原に張られた、移動サーカスの大テント。
公演のない雨の日、村の人たちが雨宿りに集まってきました。
団長は追いかえさずに、テントの幕を大きく開けます。
舞台では、軽わざ師たちがいつもどおりの練習を。
客席の一角では、道化師が村の子どもたちの顔に絵を描いています。
入口のわきでは、焼き栗屋のおばさんが炭火を分けていました。
夕方、雨が上がっても、帰ろうとする人はほとんどいませんでした。

ちがう人たちを、ちがうまま、ひとつの屋根の下に迎え入れる。

この度数の人は、それぞれに合った居場所をふり分けて、みんなを包みこめるんです。

ちがいを、ちがいのまま生かす

この度数の人は、人と人のちがいを、じゃまだと思いません。
むしろ、いろんな人がいるほど、テントの中はおもしろくなると知っています。

静かな人には、静かな人の役目がある。
にぎやかな人には、にぎやかな人の役目がある。
その組み合わせを考えるのが、君はとても上手です。
だから君のチームでは、誰もが「ここにいていい」と感じられるんです。

テントの大きさより、中の人の顔

大きな舞台を任されると、つい張りきってしまいます。
認めてほしい気持ちが強い日ほど、テントを必要以上に大きく張りたくなるものです。

そんな日こそ、テントの中の顔をぐるりと見まわす時間。
みんなが楽しそうなら、それがいちばんの成功のしるしです。
君の本当の大きさは、テントの広さより、包みこめる人の多さにあります。

ちょっとだけクセ

飲み会の席順を、頼まれてもいないのに頭の中で組んでいる。
人が集まると、「あの人とあの人、気が合いそう」とつい考えてしまう。
頭の中の座席表は、いつだって満席です。

空に向かって大きく張られたテント。
その下には、まだ入れる場所がたっぷり残っています。

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