場面
A jockey
競馬の騎手。
体で覚えた技を、その瞬間に合わせて自在に使いこなす実力派
キーワード
「鍛練(PRACTICE):積み重ねた練習が、君をここぞの場面で輝かせる」
「技術」「集中力」「本番力」「スピード」「コツコツ」「勝負強さ」
目指す方向性
- 好きな技を、楽しみながら体になじませていくこと。
- 大事な場面では、頭で考えすぎず体の感覚を信じること。
- 資格、技術、スポーツなど、腕で勝負できる道を選ぶこと。
- 大きな勝負に出る前に、手もとに残すものを決めておくこと。
- 結果が出たら、支えてくれた人と喜びを分け合うこと。
シンボルを読む
ここぞで決める本番力
9度のキーワードは「鍛練」。
この度数の人は、体にしみこんだ技を、ここぞという場面で自然に出せる本番力を持っています。
大事な場面ほど、集中がすっと深くなるんです。
魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は相手と気持ちを通わせる力、柔軟宮はその瞬間ごとに動きを変える反射のことです。
騎手は、馬の気持ちを感じとりながら、一瞬ごとに手綱を合わせていく人。
魚座の共感力と柔軟さが、そのまま「腕前」になっている度数なんですよね。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
朝もやの残る、競馬場の練習コース。
ひとりの騎手が、その日はじめて乗る馬にまたがりました。
気むずかしくて、ほかの騎手が手綱を強く引いても、言うことを聞かなかった馬です。
彼女はしばらくゆっくり歩かせながら、耳の向きと息づかいを感じていました。
そして、馬が走りたがった瞬間に、手綱をほんの少しだけゆるめます。
馬はうれしそうに、ぐんと前へ飛び出しました。
戻ってきた二人を見て、厩舎の世話係が目を丸くします。
「あの子が、あんなに気持ちよく走るなんて」
技は、相手を感じとる心とそろったときに、いちばん生きてくる。
この度数の人は、体で覚えたことを、その瞬間に合わせて自在に使えるんです。
いつも変わらない腕前
この度数の人の強みは、安定した腕前です。
調子のいい日も悪い日も、同じくらいの力を出せる。
それが、まわりからの信頼になっていきます。
同じことを何度もくり返すのは、この度数の人にとって、それが楽しいから。
「そんなに毎日やらなくても」と笑われても、それでいいんです。
好きでさわっているうちに、いつのまにか体が覚えている。
君の腕前は、そんなふうに育っていきます。
スピードと集中で勝負する力
この度数の人は、決めたら速いです。
迷う時間を、ほかの人の半分にできる。
考えるより先に、練習した体が動いてくれるからです。
気をつけたいのは、準備が足りないまま「えいっ」と全部を賭けたくなる瞬間。
勝負強い人ほど、その誘いにのりやすいもの。
大きく出る前に、手もとに残すものを決めておく。
そのひと手間で、君の勝負はもっと気持ちよくなります。
ちょっとだけクセ
ゲームでも料理でも、上手くなるまで同じことを何回でもくり返してしまう。
本番の前の日は、なぜか部屋の掃除を始めている。
体を動かして心を整える、君なりの準備運動です。
ゴールを駆けぬけたあと、馬の首をそっとなでる騎手の手。