射手座25度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A chubby boy on a hobbyhorse

ふっくらした男の子が、おもちゃの馬(棒の先に馬の頭がついたもの)にまたがっている。

あこがれを本気で追いかけ、小さな夢を大きく育てる情熱家

キーワード

「あこがれ(EMULATION):あこがれをまねるところから、君は小さなことを大きく育てていく」

「目標」「なりきる力」「まねぶ」「やる気」「夢中」「本気度」

目指す方向性

  • あこがれの人のやり方を、まずまねしてみること。
  • 小さなアイデアでも、本気で育ててみること。
  • 夢中になれるものを、大人になっても手放さないこと。
  • 「なりきる」ことで、新しい自分を引き出すこと。
  • やる気が出たら、言いわけより先に手を動かすこと。

シンボルを読む

あこがれを力に変える

25度のキーワードは「あこがれ」。
この度数の人は、あこがれを追いかける力で、自分を大きく育てていける人です。
「あんなふうになりたい」と思ったら、まずまねしてみる。
そこから、君だけの形が生まれていくんです。

射手座は、火のサインの柔軟宮。
火は夢に向かう熱、柔軟宮は吸収してどんどん変わっていける力のことです。
遠くの理想を目指す射手座は、目標があるほど燃える星座なんです。

たとえば、日曜日の公園。

騎馬警官が、ゆっくり並木道を通りすぎていきました。
それを見た男の子は、家に帰るなり、おもちゃの馬にまたがります。
背すじをのばして、手綱を持つまね。
庭をぐるぐる回りながら、口で「パカパカ」と言いつづけて、日が暮れても降りようとしません。
次の週末、男の子はお父さんにたのんで、町はずれの厩舎まで本物の馬を見に行きました。

まねっこは、いつだって本物への入り口。
この度数の人は、ささやかな「やってみたい」を、本気で大きく育てられるんです。

なりきる力

この度数の人は、なりきるのが上手です。
あこがれの人の話し方、姿勢、考え方。
まねしているうちに、それが自分の力になっていきます。

「子どもっぽいね」と言われても、それでいいんです。
夢中になれる心は、どんな才能よりも遠くまで君を運んでいくから。

本気で育てる力

この度数の人は、小さなことを軽く扱いません。
趣味でも、思いつきでも、「これ、もっと面白くできる」と本気になれる。
思いつきから仲間を集めたり、道具をそろえたり、次の目標を決めたり。
あこがれを入り口にして、遊びを本物の腕前に近づけていけるんです。
まねから始めたことが、気づけば人に教えられるほどになっている。
それが、25度の人の育てる才能です。

好きなことだからこそ、つい自分に甘くなる日もあります。
「今日はいいか」が三日続いたら、それは合図。
最初にあこがれた日の気持ちを、思い出してみて。

ちょっとだけクセ

好きな映画を観たあとは、しばらく主人公の口ぐせがうつっている。
新しい趣味をはじめるとき、道具から本格的にそろえたくなる。
あこがれに正直な、かわいいところです。

おもちゃの馬にまたがって、どこまでも駆けていく男の子。
あの本気は、今も君の胸の中で走りつづけています。

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