蠍座4度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A youth holding a lighted candle

火をともしたろうそくを、手に持つ若者。

人と世界の良さを最後まで信じ抜く、まっすぐな希望の旗手

キーワード

「信じる力(RELIANCE):すべてのものの良さを、君は消えない強さで信じられる」

「希望」「純粋な信頼」「ともしび」「祈り」「まっすぐさ」「内なる光」

目指す方向性

  • 人のいいところを見つけたら、すぐ言葉にして伝えること。
  • 先が見えないときほど、自分が信じたいものを口に出すこと。
  • 教育、ケア、相談など、人の可能性を信じる仕事を選ぶこと。
  • 信じることと、確かめることを、両方大事にすること。
  • 自分の中の希望を、毎日の小さな習慣で守ること。

シンボルを読む

すべての良さを信じ抜く力

4度のキーワードは「信じる力」。
この度数の人は、人や世界の良いところを、ゆるがずに信じ続けられる力を持っています。
まわりがあきらめかけても、君だけは「まだいける」と思えるんです。

蠍座は、水のサインの固定宮。
水は心の深いところ、固定宮は一度決めた思いを最後まで持ち続ける力のことです。
深い信頼を、心の芯として育てる度数なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

雪の積もった小さな町。
嵐で電気が止まり、町じゅうが真っ暗になった夜のことです。
教会の前に、ろうそくを手にした若者がひとり立っていました。
「ここに来れば、明るいよ」
ひとり、またひとりと、近所の人がその灯りのまわりに集まってきます。
若者は、朝になるまで火を守り続けました。
夜が明けると、みんなの顔には、ほっとした笑みが浮かんでいました。

暗い夜に、小さな灯りを手放さなかった若者。
その姿に重なるように。

この度数の人は、先が見えないときにも、希望を持ち続けられるんです。

まっすぐに信じる純粋さ

この度数の人は、純粋な信頼を持っています。
人を疑うところから始めず、まず「この人はいい人だ」と信じてみる。

その素直さは、弱さとはちがいます。
うまくいかない可能性を知っていても、信じるほうを選べる強さなんです。

水の星座は、目に見えない心の動きに敏感です。
だからこの度数の人は、相手の中にある小さな良さにも、ちゃんと気づけるんですよね。
君に信じてもらった人は、自分のことを少し好きになれます。

心の中のともしびを守る力

この度数の人の中には、消えない内なる光があります。
それは、祈りのような静かな力です。

理想ばかり見つめていると、目の前の暮らしが見えにくくなることもあります。
でも、ろうそくの火は、持っている人の手もとから照らすもの。
君の光も、まずそばにいる人の足もとを照らしているんです。

ともしびは、手でそっと囲むと、風の中でも消えません。
君の希望も、毎日のていねいな暮らしで守っていけます。
その光を見て、「私ももう少し信じてみよう」と思える人が、きっといるはずです。

ちょっとだけクセ

誰かの親切な話を聞くと、すぐ胸がいっぱいになってしまう。
友だちの悪口が始まると、ついその人のいいところを話しはじめている。
人を信じる火が、君の中でいつも元気に灯っているしるしです。

火のともったろうそくを、両手でそっと包む若者。
その炎は、風の中でも消えずにゆれています。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋