ひとつのことに深く入りこみ、人と心の奥で結びつく星座
基本データ
| 太陽が通る時期 | 10月24日ごろ〜11月22日ごろ(年によって1日ほど前後) |
|---|---|
| 元素 | 水 |
| 区分 | 不動 |
| 守護星 | 冥王星(古典は火星) |
| 対応するハウス | 8ハウス |
| 向かいの星座 | 牡牛座 |
キーワード
- 深さ
- 集中
- 絆
- 本音
- 洞察力
- 変容
- 一途
- 秘密
しくみ
蠍座は、秋の真ん中の星座です。
木々の葉が落ち、生きものが土の中に姿を隠していく季節。
表に見えるものが減っていく一方で、見えないところでは、次の命の準備が進んでいます。
蠍座が「目に見えない深いところ」を担当するのは、この季節の位置から来ています。
元素は水、区分は不動です。
水は、気持ちと共感の元素。
不動は、季節の真ん中にあって、手にしたものを保ち、深めていく区分です。
この2つが重なると、気持ちが広く散らばらず、狭く深く一点に集まっていきます。
一度結んだ絆や、決めたことから、簡単には離れません。
守護星は、今の占星術では冥王星、古典の占星術では火星です。
冥王星は、終わりと生まれ変わり、根っこからの変化を受け持つ天体。
火星は、欲しいものに向かう力と、勝負の天体です。
2つを合わせて読むと、「とことん向き合い、古いものを終わらせて、新しく生まれ変わる」という蠍座の性質が見えてきます。
対応する8ハウスは、人と分け合うもの、深い絆、受け継ぐもの、生と死を受け持つ部屋。
自分ひとりでは持てない、誰かと深く結びついて初めて生まれるものが、蠍座の担当です。
蠍座が強い人
蠍座に太陽や月がある人は、表面だけの関係では満足せず、本物を求めて深く関わる人です。
- 初対面では、相手をよく観察してから心を開く
- 信じた相手には、とことん尽くす
- 言葉より、表情や間から本音を読み取る
- 興味を持ったことは、底の底まで調べる
- 人から聞いた秘密は、きちんと守る
人の心の奥が見えやすいぶん、自分の本音はなかなか見せません。
大事な気持ちほど、軽く扱いたくないからです。
いったん信頼できる相手を見つけると、長く深い関係を育てていきます。
その深さこそが、この星座のいちばんの力です。
12の組み合わせ
- 太陽が蠍座にあると、「これ」と決めたものに人生をかけられる人。浅く広くより、深く狭く生きることで力が満ちていきます。
- 月が蠍座にあると、感情がとても深く、濃い人。月が力を出しにくい場所で、気持ちを表に出すより、心の内側で強く抱えます。
- 水星が蠍座にあると、物事の裏側まで見抜く人。調べものや、隠れた原因を探る場面で力を発揮します。
- 金星が蠍座にあると、愛情が深く一途な人。金星のかろやかさより、ただ一人と深く結びつくことを求めます。
- 火星が蠍座にあると、古典の守護星が自分の星座にいる配置。静かでも粘り強く、狙った目標を最後まで追いかけます。
- 木星が蠍座にあると、深い信頼関係から豊かさが育つ配置。人と力や資源を持ち寄る場面で、可能性が広がりやすくなります。
- 土星が蠍座にあると、人を信じるまでに時間がかかる人。そのぶん、築いた絆は年月を経ても崩れにくくなります。
- 天王星が蠍座にあると、1974〜81年ごろ生まれ。タブーとされてきたことに光を当て、深い部分から変えていくのが、この世代のテーマです。
- 海王星が蠍座にあると、1955〜70年ごろに生まれた世代の配置。目に見えない世界や、心の奥への関心が共通して強く出ます。
- 冥王星が蠍座にあると、自分が守る星座にいる配置。1983〜95年ごろに生まれた人たちが、生まれ変わるほどの変化をくぐり抜けるテーマを共有しています。
- ドラゴンヘッドが蠍座にあると、この人生で学ぶのは、人と深く分かち合い、心を開いて委ねること。ひとりで抱えずに委ねたとき、関係が本物になっていきます。
- ドラゴンテイルが蠍座にあると、ものごとの奥を見抜く鋭さが、いちばん慣れたやり方。向かいの牡牛座では、シンプルな喜びを味わい、穏やかに積み上げることを覚えていきます。
よくある勘違い・覚え方
- 「蠍座=執念深い、怖い」というイメージは、深さの裏返しです。浅い関わりができないぶん、関わると決めた相手には誠実です。
- 守護星が2つ書かれているのは、1930年に冥王星が見つかってから、今の守護星として冥王星が加わったためです。古い本は火星、今の本は冥王星で読んでいることが多いので、両方知っておくと迷いません。
- 記号の♏は、「m」の右端に矢じりがついた形。先のとがったサソリの尾を表しています。
見えないところで起きている変化の大きさに気づかせてくれるのが、蠍座です。