蠍座16度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A girl's face breaking into a smile

女の子の顔が、ぱっと笑顔になる。

笑顔で目の前の壁を越えていく、しなやかな愛されキャラ

キーワード

「受容(ACQUIESCENCE):身近なものを味方にして、君は目の前の壁をするりと越える」

「笑顔」「愛嬌」「素直さ」「しなやかさ」「ささやかな幸せ」「切り替え」

目指す方向性

  • 身近な小さな幸せを、前に進む力に変えること。
  • 笑顔で、こわばった空気をほどくこと。
  • むずかしい場面ほど、しなやかに受けとめること。
  • まわりの人の手を、素直に借りること。
  • 受け入れるものと断るものを、自分で選ぶこと。

シンボルを読む

笑顔で壁を越える力

16度のキーワードは「受容」。
この度数の人は、笑顔で壁を越えていける人です。
力でこじあけるより、するりと越えていく。
その愛嬌とやわらかさが、君の強さです。

蠍座は、水のサインの固定宮。
水はかたちを変えて流れるやわらかさ、固定宮は内側の芯をずっと守り続ける強さのことです。
外はしなやかに、中はぶれずに。
蠍座の真ん中の15度をこえた16度で、蠍座の深さは、表情のやわらかさになって表に出てきます。
やわらかいのに、折れない。
それが、この度数の人のたくましさです。

ある日の、こんな場面です。

石造りのアパートの町。
引っこしてきたばかりの女の子は、新しい学校になじめず、お昼の時間もひとりでした。
ある日、お弁当箱のふたを開けると、裏に父親の描いた、へたくそな猫の絵。
女の子は思わず、ぱっと笑顔になりました。
「それ、なに?」と、となりの席の子がのぞきこんできます。
その日の帰り道、二人は猫の絵の話をしながら歩いていました。

へたくそな絵一枚で、心の壁がほどけることがあります。

この度数の人は、身近でささやかなものを味方にして、目の前の壁を越えることができるんです。

ささやかな幸せを味方にする

この度数の人は、小さな幸せを見つける名人です。
朝のコーヒーの香り、道ばたの花、友だちの何気ない一言。
そういうものが、そのまま前に進む力になります。

大きな解決策を探しまわるより、手の届くところにあるものを使う。
それが、16度の人のやり方です。
笑顔になれるものを、いつも身のまわりに置いておきたいですよね。

受け入れるものは、自分で選ぶ

やわらかく受けとめられる人は、頼まれごとも受けとめてしまいがちです。
気づけば、自分の予定があとまわしになっていることも。

そこで、笑顔のまま「今日はここまで」と言ってみてください。
何を受け入れて、何を断るかを選ぶのも、しなやかさのうちです。
自分を大事にしている人の笑顔は、まわりをもっと安心させます。

受け入れる前に、ひと呼吸。
「これは私がやりたいこと?」と、心の奥に聞いてみる。
その小さな確認が、君のしなやかさを長持ちさせてくれます。

ちょっとだけクセ

怒っていたはずなのに、甘いものを出されると笑ってしまう。
ちょっとした失敗も、話しているうちに笑い話になっている。
その切り替えの早さに、まわりはいつも救われています。

女の子の顔が、ぱっと笑顔にほどけていく。
その一瞬で、まわりの空気まであたたかくなります。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋