蠍座22度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Hunters starting out for ducks

カモを探しに、猟へ出かける人たち。

狙いを定めて毎日腕を磨く、実践力抜群の腕利き

キーワード

「意欲(ENTERPRISE):毎日の課題に向けて、君は腕を磨き続けられる」

「行動力」「腕前」「準備」「前向き」「狙いを定める」「実践力」

目指す方向性

  • 目の前の課題を、腕を上げるチャンスとして取りにいくこと。
  • 動く前に、道具と段取りをきちんと整えること。
  • 狙いを定めて、そこに力を集めること。
  • うまくいかない日も、いらだちをためずに次の朝また出かけること。
  • 身につけた腕を、仕事の武器として堂々と使うこと。

シンボルを読む

狙いを定めて動く実践力

22度のキーワードは「意欲」。
この度数の人は、毎日の課題に向かって、腕を磨き続けられる人です。
考えるだけで終わらせず、朝になったら、もう出かけているんです。

蠍座は、水のサインの固定宮。
水は心の奥の熱、固定宮はそれを一点に集める集中力のことです。
蠍座の人は、いったん狙いを決めると、ほかのものが目に入らなくなるほど集中できます。

ひとつ、こんな物語を思いうかべてみてください。

霧のかかった湖のほとり。
夜明け前、三人の猟師が小屋を出ました。
いちばん若い一人は、前の晩に長靴の穴をふさぎ、道具を何度も確かめていました。
年上の猟師が、指をなめて風に向けます。
「今日は北からだ。葦のかげで待とう」
三人は言葉少なに、決めた場所へ歩いていきました。
湖の向こうから、朝の光がのぼりはじめていました。

準備をして、風を読んで、決めた場所で待つ。
この度数の人は、その手順を毎日くり返して、確かな腕に育てていけるんです。

準備を楽しめる力

この度数の人は、準備の時間が好きです。
道具を手入れしたり、段取りを組んだり。
その地道な時間が、本番の強さになっていきます。

腕前は、一日では身につきません。
でも君は、昨日より少しうまくなることに、ちゃんと喜びを感じられる。
その前向きさがあるから、気づけば「あの人に頼めば安心」と言われる腕になっているんです。

仕事でも趣味でも、君は「やってみる人」です。
計画を話しているあいだに、もう一回目を試している。
その行動力が、チャンスをつかむ回数を増やしていきます。

いらだちを次の工夫に変える

思いどおりにいかない日は、誰にでもあります。
この度数の人は、そのもやもやを、次の工夫に回すのが上手です。

ただ、成果をあせると、まわりの人や物を「役に立つかどうか」で見てしまいそうになることも。
そういう日こそ、いっしょに湖へ出てくれる仲間の顔が、君を落ち着かせてくれます。
狙いを定める集中力に、まわりへの感謝が加わったとき、君の腕はもっと遠くまで届きます。

本物の実践力は、準備と行動と、少しの遊び心でできています。
それを毎日くり返せることこそ、この度数の人の才能です。

ちょっとだけクセ

休みの前の日は、持ち物チェックリストを作らずにはいられない。
新しい道具を買うと、使う前に説明書を三回読む。
その用心深さが、本番の君を支えています。

道具をかついで、カモ猟へ出かけていく人たち。
ねらいを決めた朝の足どりは、いつも軽やかです。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋