蠍座21度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A soldier derelict in duty

任された持ち場を、離れてしまった兵士。

心の声を信じて道を選び、その結果まで引き受ける覚悟ある自由人

キーワード

「はみ出し(DEVIATION):決められた道を外れても、君は心の声に責任を持って進める」

「自分の声」「決断」「信念」「結果を引き受ける」「独立」「自分を貫く」

目指す方向性

  • 「みんながそうしているから」より、自分の心の声で選ぶこと。
  • 選んだ道の結果を、言い訳せずに引き受けること。
  • 決まったやり方をどうしても変えたいときは、「ここを、こう変えます」と先にはっきり伝えること。
  • 決められたルートを外れてでも、本当に大事なものを取りにいくこと。
  • 自分で決めたことを、最後まで自分の責任で進めること。

シンボルを読む

心の声に責任を持つ力

21度のキーワードは「はみ出し」。
この度数の人は、決められた道からはみ出してでも、自分の心の声に従える人です。
しかも、そのあとの結果まで、ちゃんと引き受ける覚悟があるんです。

蠍座は、水のサインの固定宮。
水は深い感情、固定宮はひとつのことを手放さずに持ち続ける力のことです。
つまりは、心の奥で「これだ」と感じたことを、簡単にはごまかせないんです。

21度からは、蠍座の仕上げの段階が始まります。
ここからは、自分の足で、自分だけの道を選びはじめます。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

石の壁に囲まれた、古い町。
夜の門番をしていた若者が、川のほうから子どもの泣き声を聞きました。
持ち場を離れてはいけない決まりです。
それでも彼は走りだし、川べりで迷子の男の子を見つけて、家まで送り届けました。
門に戻ると、隊長が腕を組んで待っています。
若者は言い訳をせず、「離れたのは僕です」と頭を下げました。
次の春、彼は町の見回りをまかされていました。

頭を下げたあの若者のように、自分の選んだことから逃げない。
この度数の人は、心が「行け」と言ったときに動けて、そのあとの責任まで背負えるんです。

自分で決める独立心

この度数の人は、とても独立心が強い人です。
人の決めた正解より、自分で確かめた答えを信じたい。
まわりが同じ方向へ流れていても、立ち止まって「私はどうしたい?」と考えられるんです。

「わがままだね」と言われても、それでいいんです。
心の声を無視して進むほうが、君にとってはずっと苦しいから。

そして、この度数の人の強さは、選んだあとに出てきます。
うまくいっても、いかなくても、「自分で決めたことだから」と前を向ける。
その潔さに、まわりは少しずつ信頼を寄せていきます。

約束と心の声を両方大事にする

心の声に従う人は、ときどき、みんなとの約束を後回しにしてしまいそうになります。
そう感じたら、道を外れる前に、ひと言だけ伝えてみてください。
「こうしたいから、ここは変えさせてね」
その一言があれば、君の選んだ道は、まわりにも応援される道になります。

信念を持って動く人は、あとから来る人のお手本になります。
自分の声で選び、自分の足で歩く。
それが、この度数の人のいちばん強い魅力です。

ちょっとだけクセ

「みんな同じメニューでいいよね?」と言われても、ひとりだけ違うものを頼んでいる。
説明書を読むより先に、自分のやり方で組み立てはじめている。
自分の感覚にうそをつけないところが、君の正直さです。

持ち場をはなれて、心の声のほうへ走った兵士。
選んだ道の結果まで、自分で背負って持ち場へもどってきます。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋