蠍座13度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An inventor experimenting

実験をくり返している発明家。

試すほどひらめきが冴える、予想をこえるイノベーター

キーワード

「才知(CLEVERNESS):思いつきを試すうちに、君は自分だけの居場所をつくれる」

「発明」「独創性」「試行錯誤」「専門性」「ひらめき」「予想をこえる力」

目指す方向性

  • 思いついたことを、すぐ小さく試すこと。
  • うまくいかなかった結果も、次のヒントにすること。
  • 人のまねではない、自分だけのやり方をつくること。
  • 好きな分野をとことん掘って、専門家になること。
  • まわりの予想をこえる成果を、楽しみながら出すこと。

シンボルを読む

ひらめきを形にする発明の才能

13度のキーワードは「才知」。
この度数の人は、ひらめきを形にできる人です。
思いつきを試しているうちに、誰も想像しなかった答えにたどりつきます。

蠍座は水の星座で、しかも固定宮。
水は目に見えないものを感じとる力、固定宮は答えが出るまでねばり続ける力を表します。
見えない仕組みを感じとって、形になるまで何度でも試す。
それが、13度の人の研究スタイルです。
深く入りこむ蠍座の集中力が、ここでは「試す力」として表に出てきます。

ここで、ある物語を。

町はずれの古い納屋。
灯りの下で、ひとりの男の人が、歯車とばねを並べています。
組み立てて、動かして、止まって、またばらす。
もう何十回目かわからないくり返しです。
ある晩、組み合わせを一か所だけ変えたとき、機械がなめらかに回りはじめました。
彼は思わず笑って、その夜のうちにノートを一冊書き上げました。

何十回の「うまくいかない」が、あの一回の「できた!」を連れてきたんです。

この度数の人は、試すことを楽しみながら、予想をこえる成果を出せるんです。

失敗を材料に変える頭のやわらかさ

この度数の人にとって、失敗はただの材料です。
うまくいかなかった理由がわかれば、それは次のヒントになる。

人から見れば遠回りでも、君にとっては必要な道のり。
試した回数のぶんだけ、君にしかわからない知恵がたまっていきます。
その知恵が、いつのまにか専門性になっていくんです。

料理の味つけ、仕事の手順、部屋の片づけ方。
どんな小さなことでも、君はつい自分なりの工夫を加えてしまいます。
教わったやり方を、そのまま使い続けることは少ないはず。
その小さな改良のくり返しが、ある日、人をおどろかせる成果になります。

自分だけの居場所をつくる

発明家の納屋は、彼だけの研究所でした。
この度数の人も、試し続けるうちに、自分だけの居場所をつくっていきます。

いい考えが浮かびすぎて、どれから手をつけるか迷う夜もあるでしょう。
頭の中で完成図ばかり描いて、手が止まってしまうことも。
迷ったら、いちばん小さな部品だけを動かしてみてください。
手を動かしたとたん、夢は計画に変わりはじめます。

試した結果を、メモに残しておくのもおすすめです。
あとから見返すと、自分がどこまで来たかがわかる。
その記録そのものが、君だけの財産になっていきます。

ちょっとだけクセ

料理を、レシピどおりに作ったことがほとんどない。
便利グッズを見ると、「自分ならこう改良する」と考えはじめる。
その「もっとよくできるかも」が、君の発明の種なんです。

何度でも実験をくり返す、発明家の手もと。
次の一回が、まだ誰も見たことのないものになるかもしれません。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋