蠍座12度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An embassy ball

大使館で開かれる、はなやかな舞踏会。

どんな場でもぶれない品格で、人をひとつにする気品あるまとめ役

キーワード

「晴れ姿(DISPLAY):ゆるがない君でいることが、集まりをひとつにする」

「社交」「品格」「存在感」「場の要」「ふるまい」「信用」

目指す方向性

  • どんな場でも、自分らしい品格を保つこと。
  • ふるまいそのもので、人に信頼を届けること。
  • 立場のちがう人どうしを、同じテーブルにつかせること。
  • 晴れの場で、堂々と自分を見せること。
  • 積み重ねた信用を、仕事の大きな力にすること。

シンボルを読む

ぶれない人がいると、場がまとまる

12度のキーワードは「晴れ姿」。
この度数の人は、そこにいるだけで場が引きしまる、品格のある人です。
ぶれない姿が、集まった人たちを自然とまとめていきます。

蠍座は、水のサインの固定宮。
水は人の気持ちを感じとる力、固定宮はどんな空気の中でも自分の芯を動かさない力のことです。
だからこの度数の人は、場の空気を深く読みながら、自分は流されずにいられます。
11度で生きぬく勇気を持った蠍座は、12度で、人の集まる場所へ出ていきます。
深い感受性を持ったまま、晴れの場に立つ。
それが、この度数の人の姿です。

たとえば、こんな夜です。

並木道の奥に立つ、古いお屋敷。
いろいろな国の人たちが集まる舞踏会が開かれています。
言葉も習慣もちがうので、最初はどこかぎこちない空気。
そこへ、落ち着いた笑顔の女性があらわれて、一人ひとりにていねいにあいさつしていきます。
あわてず、えらぶらず、いつも同じ調子で。
夜が深まるころには、ホールのあちこちで、国をこえた笑い声が聞こえていました。

あの女性は、いつもの自分のまま、ていねいにふるまっただけでした。

この度数の人は、ぶれない姿そのもので、人と人の心を結べるんです。

ふるまいが信用になる

この度数の人は、ふるまいの美しい人です。
あいさつの仕方、話の聞き方、約束の守り方。
小さなことの積み重ねが、そのまま君の信用になります。

仕事の大事な場面で、「この人がいるなら安心」と思われる。
晴れの舞台で、堂々と立っていられる。
それは、君がずっと自分を大事にしてきたからなんですよね。

特別あつかいより、特別な信頼

晴れの場が似合う人ほど、ていねいに扱われることに慣れていきます。
ちやほやされるのが続くと、特別あつかいを待ちたくなることもあります。

そんなときは、自分から誰かをもてなす側にまわってみてください。
君がていねいに接した人は、あとから、君をいちばん信頼してくれる人になります。

もてなす側にまわると、場の全体が見えてきます。
誰が居心地悪そうか、誰と誰を会わせたらいいか。
その目を持った君は、晴れ姿を見せる人から、場をつくる人へと育っていきます。

ちょっとだけクセ

大事な日の前の晩は、着ていく服を3回くらい着替えて鏡を見ている。
どんなに疲れていても、人前に出たとたん背すじがぴんと伸びる。
その切り替えこそ、君の品格のみなもとです。

大使館のホールに、いろいろな国の言葉が行きかう舞踏会の夜。
その真ん中に、いつもと同じ笑顔で立っている君。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋