好きなもの・心地いいものと、人との縁を担当する星
基本データ
| ひと巡り | 約1年(太陽から大きく離れずに動くので、太陽とほぼ同じ) |
|---|---|
| 1つの星座にいる期間 | 約1か月弱(逆行の年は、4か月ほどいる星座も) |
| 守護する星座 | 牡牛座・天秤座 |
| 分類 | 個人天体 |
キーワード
- 愛
- 好き嫌い
- 美しさ
- 楽しみ
- 調和
- 人との縁
- お金の使い方
- センス
しくみ
金星は、地球のすぐ内側を回る惑星で、夜空では月の次に明るく光って見えます。
地球から見ると、太陽から約47度より遠くへは離れません。
そのため、見えるのは明け方の東の空か、夕方の西の空だけ。
「明けの明星」「宵の明星」は、どちらも金星のことです。
ホロスコープでも、金星は太陽の星座から前後2つまでの範囲にしか入りません。
とびきり明るく美しく見えるこの星は、ローマ神話の愛と美の女神ウェヌス(ヴィーナス)の名前をもらいました。
占星術での担当も、好きなもの、美しいもの、楽しい時間、恋愛、人との縁です。
お金の使い方や、おしゃれのセンスも金星に入ります。
ばらばらに見えますが、どれも「自分は何に心地よさを感じるか」という基準でつながっています。
何を選んで、何に時間とお金をかけるか。
その人の好みの物差しを映しているのが、金星です。
古くから「小さい吉星」とも呼ばれてきました。
ただ、占星術で読む金星は、幸運が向こうから来る星というより、自分が何を好むかの星。
好きなものがはっきりしている人ほど、金星の性質は読み取りやすくなります。
守護する星座は、五感で楽しむ牡牛座と、人との釣り合いを大事にする天秤座の2つです。
金星が強い人
金星が目立つホロスコープの人は、美しいものや心地いい時間を、自然とまわりに広げていく人です。
金星が1ハウスや7ハウスにある人、牡牛座・天秤座・魚座に金星がある人がそうです。
- 部屋や服、持ちものに、自分なりのこだわりがある
- ぎすぎすした空気が苦手で、つい場をなごませる
- 人から「感じがいいね」と言われやすい
- おいしいものや、きれいなものの情報にくわしい
- 楽しくない作業を、長く続けるのがつらい
好みの物差しがはっきりしているので、選ぶことに迷いが少ないのもこの配置です。
反対に、好きでもないものに囲まれる時間が続くと、元気がすり減っていきます。
自分の「好き」を大事にしているときほど、その人の魅力も素直に出てくるんです。
12の組み合わせ
- 金星が牡羊座にあると、好きになったら自分から動く人。恋も趣味も、まっすぐに追いかけます。
- 金星が牡牛座にあると、守護する星座にいる配置。味、香り、手ざわりなど、五感で味わう喜びを深く知っています。
- 金星が双子座にあると、会話がはずむ相手にひかれる人。軽やかな遊び心で、いろいろな楽しみを味わいます。
- 金星が蟹座にあると、身近な人を大切にする愛し方をする人。家で過ごす時間や手料理に、心地よさを感じます。
- 金星が獅子座にあると、好きな気持ちを華やかに表す人。特別な日を、とびきり特別に演出するのが好きです。
- 金星が乙女座にあると、ていねいな気配りで愛情を示す人。飾りすぎない、使って美しいものを好みます。
- 金星が天秤座にあると、守護する星座にいる配置。品のいいセンスと、相手を立てる社交の力を持っています。
- 金星が蠍座にあると、特定の相手と深く結びつくことを望む人。好きになったものへの思いが、とても長く続きます。
- 金星が射手座にあると、一緒に出かけて世界を広げてくれる相手にひかれる人。しばりの少ない関係を楽しみます。
- 金星が山羊座にあると、時間をかけて信頼を育てる人。流行より、長く使える上質なものを選びます。
- 金星が水瓶座にあると、友だちのような対等な関係を好む人。人と違う、個性のあるものに魅力を感じます。
- 金星が魚座にあると、金星がとくに持ち味を出しやすい配置。見返りを求めない、やさしい愛し方をします。
よくある勘違い・覚え方
- 金星は「金運の星」ではありません。見るのは、お金が増えるかどうかより、何にお金を使いたくなるかの好みです。
- 金星の星座は、恋愛だけでなく仕事選びにも表れます。好きになれる仕事を探すときの手がかりにもなります。
- 記号の♀は、丸の下に十字。生物学で「女性」を表す記号としても使われています。
何を見て「きれい」と思い、誰といると心がほどけるのか。
金星は、あなたの好みをそのまま映しています。