土星

定番の呼び名責任と試練の星

時間をかけて形にする、責任と積み重ねの星

基本データ

土星の基本データ
ひと巡り約29年半
1つの星座にいる期間約2年半
守護する星座山羊座・水瓶座(水瓶座は古典の守護。今の水瓶座の守護星は天王星)
分類社会天体

キーワード

  • 責任
  • 努力
  • 時間
  • 限界
  • ルール
  • 忍耐
  • 成熟
  • 試練

しくみ

土星は、大きな環を持つ惑星です。
肉眼で見える惑星の中では、いちばん外側を回っています。
望遠鏡がなかった時代、人が知っていた星の世界は、土星のところで終わっていました。

占星術は、この「世界のいちばん外側の壁」という位置に、限界やルール、責任を読んできました。
動きもゆっくりで、12星座をひと回りするのに約29年半かかります。
そこから、時間、遅さ、積み重ねも土星の担当になりました。

約束を守る責任、決まりごと、努力の積み重ね、年齢とともに身につく成熟。
すぐに結果が出ないことや、思うように進まない壁も、土星の担当に入ります。
昔から手ごわい星として扱われてきたのも、この重さと遅さのためです。

ただ、土星の壁は、じっくり取り組んだものを本物にしていくための時間でもあります。
土星のある星座やハウスは、若いうちは苦手に感じやすい場所。
そして、時間をかけるほど頼れる力に変わっていく場所です。

守護する星座は、長い時間をかけて社会の中で実績を築く山羊座です。
古典では、水瓶座も土星の担当でした。

土星が強い人

土星が目立つホロスコープの人は、コツコツと時間をかけて、信頼される形を作っていく人です。
土星が1ハウスや10ハウスにある人、山羊座・水瓶座・天秤座に土星がある人、太陽や月に土星が重なっている人がそうです。

  • 若いころから「しっかりしている」と言われてきた
  • 任されたことは、最後まで責任を持ってやる
  • 失敗したくない気持ちが強く、準備に時間をかける
  • 自分に厳しく、つい完璧を目指してしまう
  • 年齢を重ねるほど、楽になっていく感覚がある

この配置の人は、若いうちは重さを感じやすく、年を重ねるほど実力が形になっていきます。
「遅咲き」と言われやすいのも、そのためです。
一人で背負いこみすぎたと感じたら、自分に課したルールを少しゆるめてみる。
それも、土星と上手につきあう方法です。

12の組み合わせ

  • 土星が牡羊座にあると、自分から動き出すことに慎重になりやすい人。準備を重ねたうえでの決断は、ぶれません。
  • 土星が牡牛座にあると、お金や物を堅実に守っていく人。時間をかけて、確かな土台を作ります。
  • 土星が双子座にあると、言葉や知識をきちんと身につける人。学んだことを、筋道立てて伝える力があります。
  • 土星が蟹座にあると、気持ちを見せることに慎重な人。身内への責任を、黙って引き受けます。
  • 土星が獅子座にあると、人前で自分を出すまでに時間がかかる人。そのぶん、身につけた表現は長く通用するものになります。
  • 土星が乙女座にあると、細かいところまで手を抜かない人。技術や仕事の質を、年月とともに高めていきます。
  • 土星が天秤座にあると、土星の力が上手に働きやすい配置。人との約束や公平さを、とても大切にします。
  • 土星が蠍座にあると、深い関係に責任を持つ人。信じた相手や役目から、簡単には手を引きません。
  • 土星が射手座にあると、自分の信じる考え方を、時間をかけて固める人。学びを、実際に使える知恵に育てます。
  • 土星が山羊座にあると、守護する星座にいる配置。目標に向かって、着実に地位や実績を築いていきます。
  • 土星が水瓶座にあると、古典で土星が守っていた星座にいる配置。仲間や社会のための仕組みづくりに力を出します。
  • 土星が魚座にあると、形のないものに形を与えようとする人。やさしさや思いを、続けられる形にしていきます。

よくある勘違い・覚え方

  • 29〜30歳ごろ、土星は生まれたときの位置に戻ってきます。これが「土星回帰(サターンリターン)」で、これまで積んできたものを見直す節目として読まれます。
  • 29年半を4つに分けると、約7年半。7歳・15歳・22歳・29歳ごろが、土星の節目の年ごろです。
  • 記号の♄は、十字の下に曲がった線。農耕の神サトゥルヌスが持つ鎌の形と言われています。

急がなくていいテーマほど、土星の担当です。
時間をかけたものは、あとから頼れる力になっていきます。

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