蠍座7度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Deep-sea divers

深い海へもぐっていくダイバーたち。

人の心の奥まで粘り強く潜っていける、洞察のプロフェッショナル

キーワード

「没入(INVOLVEMENT):人の心の奥深くまで、君は粘り強く分け入っていける」

「潜る力」「洞察」「深さ」「粘り」「心理を読む力」「本質を見抜く」

目指す方向性

  • 人の話は、言葉の奥にある気持ちまで聞くこと。
  • 気になったテーマは、納得するまで深く調べぬくこと。
  • カウンセリング、研究、取材など、深く掘る仕事を選ぶこと。
  • 深く潜ったあとは、明るい場所で息をととのえる時間をとること。
  • 見抜いたことは、相手を助けるために使うこと。

シンボルを読む

心の奥まで潜っていく力

7度のキーワードは「没入」。
この度数の人は、人の心のいちばん深いところまで、粘り強く分け入っていける力を持っています。
表面の言葉だけでなく、その奥にある本当の気持ちに、ちゃんと届くんです。

蠍座は、水のサインの固定宮。
水は心の深み、固定宮はひとつのところにとどまって掘り下げ続ける集中力のことです。
蠍座らしい「深さ」が、いちばんはっきり出てくる度数なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

雨の多い町の、古い時計店。
ある日、若い男の人が、止まったままの懐中時計を持ってきました。
「直らなくてもいいんです」と言うのに、なかなか帰ろうとしません。
店主は理由を聞かず、ふたを開けて、部品をひとつずつ見ていきます。
いちばん奥の歯車の下から、折りたたんだ写真が出てきました。
「……父が、最後にくれた時計なんです」
その日、二人は店が閉まるまで話しこみました。

理由を聞かずに、奥の奥まで見にいったあの店主のように。

この度数の人は、相手の心の奥にしまわれた本当の気持ちを、見つけ出すことができるんです。

本質を見抜く洞察力

この度数の人は、洞察力の持ち主です。
人の表情や話し方の小さな変化から、心の動きを読みとれます。

深い海では、明るい水面からは見えないものが見えてきます。
この度数の人も、ほかの人が見のがす本質に、ちゃんと気づけるんです。

だから、うわべだけの話では物足りない。
本音で話せる関係を、求めずにはいられないんです。
君と話したあと、「こんなこと、人に話したの初めて」と言う人がいるのは、そのためです。

深さを生かす粘り

この度数の人の粘りは、途中で息切れしません。
わからないことがあっても、わかるまで潜り続けられるんです。

ただ、深いところが心地よすぎて、人の輪から離れていたくなる時期もあるかもしれません。
ダイバーも、潜ったら水面に戻って、息をととのえます。
深く潜る人ほど、明るい場所で笑う時間も大事にしてみてください。
その行き来があるから、君の深さは、人を助ける力になっていきます。

君が見つけた本質は、誰かにとっての大きな気づきになる。
深さは、この度数の人がまわりに渡せる、大きな贈りものです。

ちょっとだけクセ

映画を観たあと、登場人物の気持ちを何時間でも語れる。
友だちの「平気だよ」を聞くと、本当に平気か、つい表情をたしかめてしまう。
それは、人の心をていねいに見ているからこそです。

深い海へ、ゆっくり潜っていくダイバーたち。
光の届かない場所でしか、見つからないものがあります。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋