8ハウス

定番の呼び名継承と深い絆の部屋

人と深く結びつき、受け取って、生まれ変わっていく部屋

基本データ

8ハウスの基本データ
対応する星座蠍座
対応する天体冥王星(古典は火星)
種類サクシデント(2・5・8・11ハウスの、始まったものを保って育てる部屋)
向かいのハウス2ハウス
担当する場面深いつながり・共有する財産・受け継ぐもの・生と死・変容

キーワード

  • 深いつながり
  • 共有
  • 受け継ぐもの
  • 信頼
  • 変容
  • 生と死
  • 秘密
  • 再生

しくみ

7ハウスで一対一の相手と出会ったあと、8ハウスではその相手と深く混ざり合います。
表面のつきあいを越えて、心も持ちものも分け合う関係。
そこまで踏み込んだつながりが、8ハウスの担当です。

お金でいえば、パートナーの収入、共有の財産、ローンや保険。
親や先祖から受け継ぐものも、ここに入ります。
形のあるものだけでなく、家に伝わる考え方や技も、受け継ぐものの一部です。

8ハウスには、生と死、そして生まれ変わりのテーマもあります。
ここでいう死は、怖がるための言葉ではありません。
何かが終わり、別の形で新しく始まること。
深い体験を通して、古い自分を脱いでいくこと。
8ハウスは、その変わり目を扱う部屋です。

自然に対応する星座は蠍座。
天体は冥王星で、冥王星が見つかる前の古典の占星術では、火星が担当していました。
蠍座は、一度つながった相手と深く結びつく水の星座です。
冥王星は、根こそぎ作り変える力を持つ天体。
深く関わり、その体験で自分ごと変わっていく性質が、8ハウスに重なっています。

種類はサクシデント。
7ハウスで始まった関係を、深めて保つ位置にあります。

8ハウスが強い人

8ハウスに天体が多い人は、浅いつきあいより、深い信頼を選ぶ人です。

  • 心を許せる人は、少なくていい
  • 人の本音や、話の裏側にあるものに気づきやすい
  • 誰かの大事なものを預かる役が、なぜか回ってくる
  • 心理や歴史、目に見えない世界にひかれる
  • 大きな出来事を境に、人生の向きががらっと変わった経験がある

8ハウスの天体は、人と深く関わる場面になって初めて、本当の強さを見せます。
人の資産を扱う仕事、心のケアに関わる仕事、調査や研究の仕事にも向いています。
簡単には人に心を開かない分、一度結んだ信頼はとても強くなります。

12の組み合わせ

  • 太陽が8ハウスにあると、深い関わりの中で自分を知っていく人。人生の変わり目をくぐるたびに、芯が強くなります。
  • 月が8ハウスにあると、心の結びつきを深く求める人。相手の気持ちの奥まで感じ取る、繊細さがあります。
  • 水星が8ハウスにあると、物事の裏を読む洞察力がある人。調査や研究、心理を探る分野で力を発揮します。
  • 金星が8ハウスにあると、深く濃い愛情を大切にする人。一度好きになった相手とは、心も時間も分け合いたいタイプです。
  • 火星が8ハウスにあると、ここぞという場面で底力を出す人。古典で8ハウスを担当していた火星らしく、困難をくぐり抜ける粘り強さがあります。
  • 木星が8ハウスにあると、共同で持つ財産や、人から預かったものの扱いに、おおらかな度量がある人。受け継いだものを大きく育てていきます。
  • 土星が8ハウスにあると、深い関係や共有の責任に慎重な人。信頼は少しずつ。その分、結んだ絆は長く続きます。
  • 天王星が8ハウスにあると、人生の変わり目が、思いがけない形でやってきやすい人。変化をきっかけに、新しい自分へ切りかわります。
  • 海王星が8ハウスにあると、目に見えない世界や、人の心の深いところにひかれる人。相手と気持ちを重ねる力があります。
  • 冥王星が8ハウスにあると、8ハウスを担当する天体が、そのまま入る形。深く関わり、大きく生まれ変わる力を、人一倍強く持つ人です。
  • ドラゴンヘッドが8ハウスにあると、進む方向は、人と深く分け合うこと。人の力を借りることも、自分の力を差し出すことも、どちらも成長の練習になります。
  • ドラゴンテイルが8ハウスにあると、人の深い事情に寄りそうのは慣れた役。そのぶん、自分の欲しいものは後回しになりがちです。自分の値打ちを自分で認めることが、これからのテーマです。

よくある勘違い・覚え方

  • 8ハウスに天体があるから遺産が入る、という読み方はしません。見るのは、人から受け取るものと、どう付き合っていくかです。
  • 天王星・海王星・冥王星は動きがゆっくりで、同じ年ごろの人は同じ星座に入ります。でもハウスは、どの世代でも生まれた時刻と場所で決まります。同じ年に生まれても、8ハウスに冥王星がある人とない人がいます。
  • 覚え方は「2ハウス=私のもの、8ハウス=私たちのもの」。同じお金でも、持ち主が変われば部屋も変わります。

深くつながった相手と一緒に、自分も新しくなっていく。
そんな時間の意味が、8ハウスに書かれています。

自分の星がどこにあるか見てみる → ホロスコープの部屋