牡牛座28度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A woman pursued by mature romance

大人の恋に、追いかけられている女の人。

自分の価値を知り、長く続く幸せを受けとる成熟の選び手

キーワード

「説得(PERSUASION):長く続く価値のほうへ、君の心は動かされていく」

「大人の恋」「成熟」「受けとる力」「魅力」「選ぶ目」「自己価値」

目指す方向性

  • 自分の価値を、自分でちゃんと認めること。
  • 差し出された好意や機会を、遠慮せずに受けとること。
  • 目先の手軽さより、長く続く幸せを選ぶこと。
  • 「私なんて」で妥協せず、本当にほしいものに手を伸ばすこと。
  • 時間をかけて育つ関係や仕事を、大事にすること。

シンボルを読む

長く続く価値を選ぶ力

28度のキーワードは「説得」。
場面では、女の人が大人の恋に追いかけられています。
説得されるのは、君のほう。
この度数の人は、長く続く本物の価値に、心を動かされていく人なんです。

牡牛座は、地のサインの固定宮。
守り星は、好きなものと豊かさの星・金星です。
地と固定宮は、ゆっくり確かめて、長く続くものを選ぶ力。
金星は、「自分は何が好きで、何を受けとるのにふさわしいか」を知る力です。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

海ぞいの小さな町。
陶芸教室に通う女性には、何年も同じ教室で、となりの台で土をこねてきた仲間の男性がいました。
気のきいたことは言わないけれど、窯の火の番を代わってくれたり、割れた器を一緒に直してくれたりする。
ある秋の夕方、彼が言いました。
「今度、焼きものの町へ一緒に行きませんか」
「私なんかで、いいのかな」
彼女はすぐには答えず、一晩、自分の気持ちを確かめました。
そして次の週、自分の言葉で「行きたいです」と伝えました。

恋だけではありません。
仕事の誘い、新しい役目、長いつきあいの人からの好意。
受けとるか、断るか。
それを自分の気持ちで決めていいとわかったとき、「私なんか」はほどけていきます。
この度数の人は、本物の好意や機会を、自分で確かめてから受けとれる人です。

受けとる力

この度数の人は、実は「受けとる」ことに大きな才能があります。
好意、チャンス、ほめ言葉。
それを素直に受けとることで、君の魅力はもっと輝きます。

もっといいものが目の前にあるのに、「このくらいでいいか」と小さく手を打ちたくなるのは、遠慮ぐせのしわざ。
「私はこれを受けとっていい」と一度だけ声に出すと、本当にふさわしいものが見えてきます。

成熟した魅力

この度数の人の魅力は、落ち着いた大人の魅力です。
あせらず、あわてず、時間をかけて相手を見きわめる。

仕事や住む場所、つきあう人。
長く大事にできるものを選ぶ目が、君の人生をゆたかにしていきます。

大事なことほど、ゆっくり選びたいですよね。
その慎重さは、自分を大事にしている証です。

ちょっとだけクセ

「本当にいいの?」と、ほめ言葉を三回くらい確かめてしまう。
プレゼントをもらうと、うれしいのにお返しのことを先に考えている。
ていねいに人と向き合っているからこその、うれしい悩みです。

大人の恋に、ゆっくり追いかけられている女の人。
君の心も、長く続くほうへ、そっと動いていきます。

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