乙女座13度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A strong hand supplanting political hysteria

政治の大混乱を、力強い手がしずめていく。

混乱の中でも落ち着きを失わず、場の流れを取りもどすここ一番の切り札

キーワード

「力(POWER):さわがしい場面ほど、君の力はしっかり形になる」

「統率力」「実行力」「決断」「頼もしさ」「場をおさめる」「ここぞの力」

目指す方向性

  • さわがしい場面ほど、落ち着いて全体を見ること。
  • 考えたことを、口だけでなく行動で形にすること。
  • 「ここだ」と思った瞬間に、迷わず手を挙げること。
  • みんなが安心できる道すじを、自分から示すこと。
  • 自分の実力を、出し惜しみせずに使いきること。

シンボルを読む

さわがしい場面をしずめる実行力

13度のキーワードは「力」。
この度数の人は、混乱の中でこそ頼りになる人です。
みんながあわてている場面で、すっと前に出て流れを立て直せます。

乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は現実を動かす手ごたえ、柔軟宮は変わっていく状況にすばやく対応する力のことです。
そこに乙女座の分析力が加わると、「今、何から手をつければいいか」が見えてくる。
13度では、その見立てが、実際に場を動かす力になって表に出てきます。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

小さな街の集会所。
新しい橋をどこに架けるかで、住人たちの話し合いが大荒れになっていました。
あちこちから大きな声が飛び、誰も人の話を聞いていない。
そのとき、ずっと黙っていた女性が立ち上がり、一枚の表をテーブルに広げました。
毎朝、川のたもとで数えてきた、通る人の数です。
「まず、毎日この道を使う人の数を見てみましょう」
静かな声に、ひとり、またひとりと口を閉じていきました。
話し合いは、その夜のうちにまとまりました。

大きな声より、確かな一手のほうが人を落ち着かせる。
ばらばらになった場を、同じ方向へまとめ直す。
それが、この度数の人の得意なことです。

ここぞで目を覚ます本当の力

この度数の人の力は、いざというときに目を覚まします。
ふだんは控えめでも、必要な場面になると、びっくりするほど頼もしい。

考えるだけで終わらせず、形にして見せる。
それが、この度数の人のいちばんの持ち味です。
計画を立てる、役割を決める、最初の一歩を踏み出す。
君が動くと、止まっていた物事が回りはじめます。

ときには、「自分なんかが出ていいのかな」と、一歩引いてしまいそうな日もあるかもしれません。
迷ったら、手を挙げるほうを選んでみて。
君がためらっているあいだにも、まわりは君の一言を待っています。

頼られるほど強くなる

この度数の人は、頼られることで力が育っていきます。
「どうしたらいい?」と聞かれるたびに、判断する力がきたえられていく。

仕事でトラブルが起きたとき、家族の予定が大きく崩れたとき。
君が「じゃあ、こうしよう」と言うと、まわりの顔がほっとゆるみます。

その安心感こそ、君が持っている本当の力です。
力のある人が落ち着いていると、場そのものが落ち着く。
君は、その中心に立てる人です。

ちょっとだけクセ

みんなが迷っている会議で、気づけばホワイトボードの前に立っている。
トラブルの連絡が来ると、落ちこむより先に段取りを考えはじめている。
気づけば、みんなが君のほうを見ています。

大さわぎの広間に、ひとつの力強い手がすっと差しのべられる。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋