場面
An orangutan
オランウータン。
よけいなものを持たず自分の足で立つ、たくましいサバイバー
キーワード
「巧み(DEXTERITY):飾りのない素のままの力で、君は自分の足で立てる」
「生きる力」「素のまま」「たくましさ」「自立」「身のこなし」「本能」
目指す方向性
- よけいな飾りを外して、素の自分で勝負すること。
- 自分の力で生きていける手ごたえを、少しずつ増やすこと。
- 体と感覚を信じて、身軽に動くこと。
- 人の評価より、自分の実感を大事にすること。
- どんな場所でも、自分らしく立っていること。
シンボルを読む
素のままで立つたくましさ
16度のキーワードは「巧み」。
この度数の人は、飾らない素の力で、自分の足で立てるたくましい人です。
肩書きやよそおいがなくても、どこでも生きていける底力があります。
乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は体と暮らしに根ざした現実の力、柔軟宮は環境に合わせて身をこなす器用さのことです。
16度は、乙女座のまん中の後半。
15度で磨いたセンスを、ここでいったん脱ぎすてて、もっと根っこの力に戻っていきます。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
深い森の奥。
朝の光の中で、一頭のオランウータンが、長い腕で枝から枝へ渡っていきます。
高い木の上で、実のなっている場所を迷わず見つけ、器用に皮をむいて食べる。
夕方になると、葉っぱを折り重ねて、その晩の寝床をつくりました。
その動きには、むだがひとつもありませんでした。
森で生きるのに、飾りは何もいりません。
本当に必要なものだけを持って、しっかり生きていく。
それが、この度数の人のたくましさです。
身ひとつで道をひらく器用さ
この度数の人は、手と体で考える人です。
新しい環境に入っても、まず動いてみて、やり方を体でつかんでしまう。
料理、修理、模様替え、はじめての仕事。
説明書がなくても、なんとか形にできる器用さがあります。
その「なんとかなる」の感覚は、たくさん手を動かしてきた君だからこそのものです。
人にどう見られるかより、自分がどう感じるか。
そこを大事にしたとき、君はいちばんのびのびと動けます。
飾りをすてたあとに残る本物
この度数の人は、よけいなものをそぎ落とすのが上手です。
見栄のための持ちもの、無理につき合う予定、似合わない役割。
そういうものを手ばなすほど、君は軽く、強くなっていきます。
「素のままでいい」が、荒っぽいふるまいの言いわけになりそうなときもあります。
本当の素の力は、乱暴さではなく、むだのない確かな動きのほうにあります。
自分の足で立っている人は、まわりにも安心を与えます。
君の自然体は、見ている人に「私もこのままでいいんだ」と思わせる力を持っています。
ちょっとだけクセ
休みの日は、いちばん楽な服で、一日じゅう家で過ごしたい。
説明書は読まずに、とりあえず組み立てはじめる。
考えるより先に手が動いて、それでちゃんと形になるから不思議です。
森の奥、飾りひとつなく枝から枝へ渡っていくオランウータン。