乙女座2度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A large white cross upraised

大きな白い十字架が、高くかかげられている。

損得ぬきで大きな役目を引き受ける、使命感あふれるヒーロー

キーワード

「崇高(GLORIFICATION):大きな目的のために、君は心から身をささげられる」

「献身」「使命感」「無私」「志」「信じる力」「大きな役目」

目指す方向性

  • 自分の力を、誰かの役に立つ場所で思いきり使うこと。
  • 医療、教育、福祉など、人を支える仕事に誇りを持つこと。
  • 引き受ける役目は、中身をよく確かめてから選ぶこと。
  • 大きな目標を、毎日の作業に分けて進めること。
  • 尽くしたあとは、自分の体と心もねぎらうこと。

シンボルを読む

大きな目的に身をささげる力

2度のキーワードは「崇高」。
この度数の人は、自分より大きな目的のために、心から力を尽くせる人です。
損得を計算する前に、「これは誰かのためになるか」を考えているんです。

乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は現実に役立つ形、柔軟宮は人や場面に合わせて動けるしなやかさのことです。
乙女座には、昔から「奉仕」の星座という顔があります。
2度では、その奉仕の心が、自分より大きな目的に向かって高くかかげられます。

こんな物語を思い浮かべてみてください。

丘の上の小さな町。
冬の嵐で、町の古い診療所の屋根がこわれてしまいました。
誰もが「だれかがなんとかするだろう」と思っていたとき、パン屋の娘が紙とペンを持って、一軒ずつ家をまわりはじめます。
「材木を出せる人、手を貸せる人、スープを作れる人」
紙に名前が埋まっていき、春には新しい屋根がかかりました。
屋根の上には、白い旗が高くかかげられていました。

パン屋の娘がそうだったように、この度数の人は、大きな目的を、みんなで動ける形に変えることができるんです。

使命感を行動に変える力

この度数の人は、強い使命感の持ち主です。
「自分がやらなきゃ」と思った瞬間、もう手が動いている。

地のサインの使命感は、言葉だけで終わりません。
予定を組み、道具をそろえ、人の役割を決める。
乙女座の分析の力が、志をきちんと現実に落としこんでいくんです。

困っている人を見ると、手を貸さずにはいられない。
その気持ちが、この度数の人の原動力です。

ときには、看板は立派でも中身の少ない話に、夢中になってしまうこともあります。
そんなときは、「これで、誰がどう助かる?」と一度だけ自分に聞いてみてください。
その問いに答えられる役目こそ、君が全力を注ぐ価値のある場所です。

無私の心が集める信頼

この度数の人は、自分の名前を残すことより、結果がみんなに届くことを喜びます。
その無私の姿勢が、まわりの信頼を集めていくんです。

高くかかげられた十字架は、遠くからでも見える目印。
この度数の人の志も、まわりの人にとっての目印になります。
「あの人ががんばっているなら、私も」
そう思って動きだす人が、君のまわりにはきっと出てきます。

大きな役目を引き受けられるのは、心の器が大きい証拠です。

ちょっとだけクセ

頼まれてもいないのに、気づけば町内会や学校の係を引き受けている。
「手伝おうか」が口ぐせで、自分の用事がいつもあとまわしになりがち。
人の役に立てた日は、それだけでぐっすり眠れる。

空に高くかかげられた、大きな白い十字架。
遠くからでも、それはちゃんと見えている。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋