乙女座25度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A flag at half-mast

半旗(悲しみや敬意をあらわして、少し下げてかかげた旗)。

自分をこえた大きなもののために尽くせる、心の器が大きい人格者

キーワード

「敬意(RESPECT):自分をこえた大きなもののために、君は心をこめて尽くせる」

「思いやり」「礼節」「謙虚さ」「祈り」「追悼」「器の大きさ」

目指す方向性

  • 人やものごとへの敬意を、ふるまいで示すこと。
  • 自分より大きな目的のために、力を尽くすこと。
  • 先に歩いた人たちの仕事を、大切に受け継ぐこと。
  • 誰かのかなしみに、そっと寄りそうこと。
  • 見せ方より、心をこめることを優先すること。

シンボルを読む

敬意をこめて尽くす力

25度のキーワードは「敬意」。
この度数の人は、自分をこえた大きなもののために、心をこめて尽くせる人です。
人や場所、受け継がれてきたものを、ちゃんと大事にできるんです。

乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は目に見える形で示す力、柔軟宮は人のために自分を合わせられる力のことです。
誰かのために手を動かすのが好きな乙女座の心が、25度では「敬意」という形になって表に出てきます。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

岬の小さな町。
長いあいだ灯台を守ってきた人が、静かに旅立ちました。
翌朝、町役場の旗は、いつもより少し低くかかげられていました。
浜の漁師たちは船を出す前に、灯台のほうへ帽子をとって頭を下げます。
その日の夕方、灯台には、いつもと同じ時間に明かりがともりました。
町の人たちが交代で、その役目を引き継ぐことに決めたのです。

旗を下げることも、明かりをともし続けることも、どちらも敬意のあらわし方です。
この度数の人は、大事な人やものへの思いを、ちゃんと形にできるんです。

礼節と謙虚さ

この度数の人は、礼儀を大切にする人です。
あいさつ、お礼、感謝の言葉。
当たり前のことを、当たり前にていねいにできる。

それは、相手を大事に思っているからこそです。
そのていねいさが、まわりからの深い信頼につながっていきます。

えらい立場になっても、偉ぶらない。
その謙虚さが、この度数の人の器の大きさです。

かなしみに寄りそう力

半旗は、悲しみを分かち合うための旗でもあります。
この度数の人は、誰かがつらいとき、そっと隣にいられる人です。

多くを語らなくても、君がいるだけで心が落ち着く人がいます。
その静かな思いやりは、どんな言葉よりも深く届きます。

形をきちんと整えるのは、乙女座の得意なこと。
だからこそ、ときどき「この形に、心は入っているかな」と確かめてみてください。
心がこもった形は、人の胸にずっと残ります。

ちょっとだけクセ

お世話になった人へのお礼状は、下書きを三回くらい書き直す。
記念日や命日を、家族の中でいちばんよく覚えている。
大事なものを大事にできる、君のまっすぐさです。

いつもより少し下げてかかげられた、静かな半旗。
その高さに、言葉にしない思いがこもっています。

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