乙女座5度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A man dreaming of fairies

妖精の夢を見ている男の人。

夢を語るだけで応援が集まる、やわらかな説得力を持つビジョナリー

キーワード

「展望(OUTLOOK):君の夢見る力が、まわりの応援を自然に集める」

「想像力」「夢」「やわらかな説得力」「ビジョン」「ロマン」「応援される力」

目指す方向性

  • 心がときめく夢を、恥ずかしがらずに人に話すこと。
  • 大きな構想を、おだやかな言葉で伝える力を磨くこと。
  • 物語、絵、企画づくりなど、想像力を形にする仕事を育てること。
  • 夢を語ったら、明日やる作業もいっしょに決めること。
  • 応援してくれた人に、進み具合をこまめに伝えること。

シンボルを読む

未来を思い描く想像力

5度のキーワードは「展望」。
この度数の人は、まだ見えない未来を、ありありと思い描ける想像力の持ち主です。
その夢の話に、まわりが自然と引きこまれていくんです。

乙女座は、地のサインの柔軟宮。
地は現実を形にする力、柔軟宮は見えないものと見えるものの間を行き来できるしなやかさのことです。
5度は、現実的な乙女座の中に、ロマンが顔を出す度数なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

森のはずれの古い農家。
ひとりの男の人が、荒れた裏庭を見ながら、夢を思い描いていました。
ここに小道をつくって、花を植えて、子どもたちが妖精をさがしに来る庭にしたい。
彼がその話を村の集まりでぽつりと話すと、
「それなら、うちの苗を分けよう」
「ベンチなら作れるよ」
と、手をあげる人が次々に出てきました。
二度目の夏、裏庭は村いちばんのにぎやかな庭になっていました。

彼は、大きな声で頼んだわけではありません。
楽しそうに夢を話しただけ。
この度数の人は、おだやかな語り口で、本当の応援を集めることができるんです。

やわらかな説得力

この度数の人の説得力は、押しの強さとはちがいます。
理屈で言い負かすのではなく、「その景色、見てみたい」と思わせる力です。

乙女座は、細かいところまで気がつく星座。
夢の話にも、ちゃんと具体的な手ざわりがある。
だから、聞いた人が「ここなら自分も手伝える」という場所を見つけやすいんです。

「夢見がちだね」と言われても、それでいいんです。
夢を見る人がいなければ、新しいものは何も始まりません。

夢が大きくなるほど、足もとの現実を軽く見てしまうのは、この度数の人のよくあるつまずき。
夢の話をした日は、明日の朝いちばんにやる作業も決めておきましょう。
現実とつながった夢ほど、応援はぐんと集まりやすくなります。

ビジョンを実らせる力

この度数の人には、ビジョンを描く力と、それを人と分け合う力の両方があります。

ひとりで見る夢は、夢のまま。
でも、話して、仲間ができて、手が集まると、夢は計画に変わります。
この度数の人は、その変わり目をつくるのが上手なんです。

乙女座の入口の10度は、自分を整え、形をつくっていくところ。
その中で5度は、形にする前の「こうなったらいいな」を大事にする度数です。

ちょっとだけクセ

散歩の途中で「ここにカフェがあったらいいのに」と、勝手に店の間取りまで考えている。
寝る前のベッドで、叶えたいことを想像しているうちに目がさえてしまう。
その時間が、明日また動きだす元気になっています。

妖精の夢を見ながら、ほほえんで眠る男の人。
その夢の話を聞きたい人が、目覚めを待っています。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋